14/02/27 23:31:12.31
イスラエル大使館はこのほど、東京の各公立図書館に300冊のアンネの日記を寄贈することを決定した。
これは各図書館で、アンネの日記などユダヤ人大虐殺の歴史を反映した書籍が破られたためだ。
日本メディアの報道によると、25日までに東京都内の38の公立図書館で、
約300冊のアンネの日記と関連書籍が人為的に破られていたことが確認された。
警察はアンネの日記に手をかけた犯人を捜査中だ。
警視庁は器物損壊として捜査を進めているが、事件の背後には露骨な極右、排他、
ユダヤ人差別の勢力があるのではと懸念されている。
アンネの日記はナチスの罪とユダヤ人の苦難を記した資料で、ユネスコの世界記憶遺産に登録されている。
米ロサンゼルスに本部を置くユダヤ系人権団体「サイモン・ ウィーゼンタール・センター」は、
ホロコーストの歴史を侮辱するものであると批判し、日本側に犯人を捕まえるよう促した。
同センターはナチスの残党および反ユダヤ主義の言行を追及し、国内外で名を知られている。
アンネの日記が破られた事件は、同センターと日本のホロコースト否定勢力との間で20年前に繰り広げられた論戦を想起させる。
1995年1月、日本の保守色の強い文藝春秋の刊行物『マルコポーロ』は、内科医の西岡昌紀のホロコーストを否定する記事を掲載した。
西岡は記事の中で、ナチスのガス室は存在せず、ホロコーストはフィクションだと言ってのけた。
同記事を掲載した雑誌が発売されると、同センターを中心とするユダヤ系人権団体は真っ先に文藝春秋に強く抗議した。
『マルコポーロ』編集部と文藝春秋は反論を予定していたが、
同センターは日本を含む世界の企業に文藝春秋のすべての刊行物に広告出稿をボイコットするよう呼びかけた。
文藝春秋はこの影響を受け広告収入を失い、経営困難に陥った。
文藝春秋は2週間も経たないうちに謝罪を表明し、『マルコポーロ』の廃刊を発表し、
編集長および西岡の記事掲載に関わった編集員の解任を決定した。文藝春秋の当時の社長は引責辞任した。
この騒動は同センターの全面的な勝利によって幕を閉じた。
しかし日本の一部の勢力による、ナチスを崇拝し歴史を否定する言行はこれで完全に終わったわけではなく、
さまざまに形を変えて表面化している。麻生太郎副総理は昨年、ナチスの手口にならい改憲を進めるよう提案し、
同センターの抗議と不満を招いた。アンネの日記が破られた今回の事件は、一連の反ユダヤ主義の余波と見ることができそうだ。
ホロコーストの否定は、日本の歴史修正主義者の一角であるが、ユダヤ系人権団体の西側世界での発言権と影響力を恐れ、
軽々しく火遊びをしようとはしない。それよりも南京大虐殺、慰安婦、極東国際軍事裁判など身辺の歴史否定に力を入れている。
安倍政権の発足に伴い、日本の歴史修正主義者は後ろ盾を得たと思い、歴史修正の風を吹き荒れさせている。
しかし同センターを始めとする正義の力は、粘り強く追及と反撃を続ければ、正義は遅刻はしても欠席はしないことを教えている。
URLリンク(japanese.china.org.cn)
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【中国】「日記破りは歴史否定の表れ」アンネの日記切り裂き事件、日本の右傾化が背景と報道[02/26]
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【VANK】「慰安婦問題はアジア版ホロコースト。独島でも韓国へ協力」 オランダのアンネフランクの家・ドイツの記念館が協力表明★2[02/21]
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