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暴力、セクハラ、内粉…韓国「ショートトラック王国」崩壊
2014年2月14日 掲載
女子500メートルのメダリスト/(C)AP
「ショートトラック王国」と呼ばれた韓国がグジャグジャだ。冬季五輪で韓国が獲得した
金メダル総数は23個。そのうち19個がショートトラックなのだ。
国別で見るとバンクーバー大会までの6大会で、金19個の韓国(ショートトラック
メダル総数37個)は断然のトップ。次いでカナダ7個(同25個)、中国7個(同24個)
となるのだが、今大会は10日の男子1500メートルはメダルなしに終わり、13日の
女子500メートルも朴勝羲の銅メダルだけ。
元代表選手が各国から招聘されて選手育成に携わり、韓国選手の弱体化が進んだという声がある。
その一方で、セクハラや「韓国式訓育」といった殴る蹴るの暴力が表面に出て選手の
指導者への不信感が募っている。
「ソチ開幕まで1カ月に迫った1月9日に、大韓スケート連盟がショートトラックの代表
コーチをセクハラを理由に追放したという報道がありました。女性選手を自宅に呼んで、
胸を触ったり、キスした疑いがあるというのですが、セクハラ事件があったのは2012
年夏。すぐに問題になったにもかかわらず、このセクハラコーチは何ら処分を受けず
13年から代表コーチに就任していた。解任劇がソチ直前だったため、連盟が臭い物に
フタをしたのではないかとの見方もあるが、“事件”が明るみになって立て直しが
図られていない」(関係者)
内紛に愛想をつかした有力選手の流出も問題になっている。トリノ五輪3冠のアン・
ヒョンスは、バンクーバー代表選考のトラブルに巻き込まれて、11年にロシア国籍を取得。
そして今大会にはビクトル・アンの名前で出場。すでに1500メートルで銅メダルを
獲得。この日行われた男子1000メートル予選第7レースにも登場し、1位で15日に
行われる準々決勝に駒を進めて2個目のメダルに近づいた。
逃した魚は大きい―。
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