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【日経ビジネス】安倍の次の悪役は金正恩(鈴置高史)[02/14] - 暇つぶし2ch1:帰って来た仕事コナカッタ元声優φ ★
14/02/14 00:33:24.61
韓国の予想外に速い中国傾斜。木村幹・神戸大学大学院教授と「朴槿恵政権の個性」から読み解く(司会は田中太郎・日経ビジネス副編集長)。

-お2人は2012年8月の日経ビジネスオンラインの対談で、いち早く韓国の中国傾斜、
米中二股外交を予想していました(「韓国は『米中対立の狭間を上手く泳ぎ切れる』と考えている」参照)。

鈴置:確かに予想しましたが、こんなに速いスピードで進むとは想像もしませんでした。
ことに保守の大統領の下で「離米従中」がこれほどはっきりするとは……。

木村:10年かけて起きるべきことが、2013年1年間で起きた感じです。今から考えれば、李明博・前大統領は、
韓国の中国傾斜に対する「ブレーキ」でした。中国から「親米派」と警戒されていたので、
仮に傾きたくても傾けなかった、という側面もありましたし。

今は逆に、朴槿恵大統領が韓国の中国傾斜への「はずみ車」になっています。
中国傾斜は基本的には地政学的ともいえる、大きな流れの一環ということで説明できます。
ただ、そのスピードが余りに速いだけに、朴槿恵大統領のリーダーシップ、
といった個人的な要素も考慮して分析する必要があると思います。
私のような構造的な条件を重視する研究者にとって、ちょっと困った状態なのですが。

朴槿恵大統領の政治スタイルはかなり明確です。何らかの原理・原則を定め、
後はひたすらそれに沿って対応する―というものです。ちなみにこのスタイルは外交面だけでなく、
内政面でも一貫しています。悪く言えば頑固、よく言えば首尾一貫していてブレがない。

外交における中核的原理・原則は「連米・連中」つまり、中国を米国と同等の重要性をもって扱う、
というものになっている。この中国重視というトレンド自体は韓国ではもはや常識になった感がありますから、
国内政治的には大きな問題は出ません。それでも一挙にこの方向へとシフトすれば、やはりいろいろな軋みが出ます。

当然、これを補うために外交政策の微調整を行おうとするわけです。ただ、
この政権の場合には大統領自身が打ち上げた原理・原則が障害になってしまう構造になっている。
朴槿恵大統領には、政策を変えるのは原理・原則が誤っていることが分かった場合だけ、
という信念もあるようで、なかなか柔軟な行動をとれない。

鈴置:日本叩きも、賞味期限が終わってからも原理・原則を貫いて続けたため、国民に飽きられてしまったのです。
外交に限らず、経済など内政でも大統領と国民の「息が合っていない」感じがします。

大統領個人の人気は結構ある。しかし、国民は自分たちの思いが汲まれていない、という不満を持っている。
メディアが一斉に「コミュニュケ―ション不足」という言葉を使って政権を批判するようになっています。親・朴槿恵の新聞も、です。

木村:朴槿恵大統領の最側近は故・朴正煕大統領のブレインでもありました。今、その最側近が、
故・朴正煕大統領の“忘れ形見”である現大統領を守ろうとする余り、情報をちゃんと上げていないのではないか、
と不満を漏らす韓国の識者が増えました。「重要閣僚でさえ大統領と満足に話ができない」と言う人さえいます。

官僚の中にも「青瓦台(大統領府)が強すぎる。下には原則を守れと言うだけで、政策を具申しても反応が返って来ない。
だったら我々も言われたことをやるだけだ」とこぼす人が目立ちます。韓国の官僚は、
少なくとも外国人の前では自分たちの大統領の悪口を公に言うことを避けたものです。かなり異常な状態です。

話が飛びますが、少し前の日本の民主党政権に似ているかも知れません。
日本の場合は、政治主導という理想を打ち出して官僚組織からの自立を目指したものの、
現実には官邸だけでは政策を立案・実行する能力がなく空回りしました。
結果、官僚はやる気を失って政権の愚痴をこぼすばかり、という状態が生まれた。その意味で、朴槿恵政権の官僚操縦は上手くない。

いずれにせよ、現在の韓国の政権は政策に首尾一貫性がある一方で柔軟性に乏しく、
変化に対応する能力が乏しいと評価されている。だからこそ「想定外」の状況に直面した際、
機能不全に陥るのではないかと心配する韓国人も多い。

(続く)

URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
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