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◆新大久保に「のりこえ」の拠点
「売られたケンカを買うために、ここに事務所を建てました」―。
ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク「のりこえねっと」が
1月10日、東京・新大久保に事務所をオープンした。
同日は事務所内の専用スタジオで、発起人の辛淑玉・共同代表や
本誌編集委員の佐高信・共同代表らによるトークを生中継。
動画共有サイト「ニコニコ動画」上にある「ニコニコチャンネル」にて放送された。
民族、性的少数者、宗教など社会的マイノリティーに対する憎悪を扇動するヘイトスピーチは、
コリアンタウンなど多民族の店舗が集中する新大久保で特に、執拗に展開されてきた。
そのため辛氏らは、昨年9月に「のりこえねっと」を設立。
マイノリティーの拠点とすべく新大久保に事務所を開き、冒頭の意気込みをみせた。
佐高氏は「深刻ぶらずに、明るくめげずに闘っていく。
差別を防ぐ闘いは、戦争を防ぐ戦いでもある」とした。
このほか同日は、差別に反対するカウンター行動を行なっている「男組」の
高橋直輝氏や山口祐二郎氏も事務所を訪れた。
「のりこえねっと」では今後、憎悪の扇動は嫌だという人たちの
思いを形に表現するホワイトリボンキャンペーンや、漫画による啓発活動、
ヘイトスピーチなどに関するデータベースの作成、番組の放送など
具体的な活動をしていく予定だ。
写真:オープン初日。語らう辛淑玉氏(右端)ら。
URLリンク(www.kinyobi.co.jp)
週刊金曜日 2014年1月30日PM5:33
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