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天守閣に映像映し出す「3D照明ショー」が人気
技術・装備は全て韓国人技術者による作品
バックミュージックも韓国アイドルグループの歌
日本の3大古城の一つであるとともに豊臣秀吉の本拠地だった大阪城。韓国では壬辰倭乱(じ
んしんわらん、文禄・慶長の役)の元凶として知られる秀吉は、ここから日本統一の夢をつかんだ。
豊臣秀吉の指揮所が、城の真ん中にそびえ立つ天守閣だ。今では日本観光のプライドとされる
ほど名所となっている建築物だ。
その天守閣では最近、日本政府観光局が「強く勧める」夜間の照明ショー(プロジェクションマッ
ピング)が人気を呼んでいる。今月7日午後6時、天守閣が最もよく見える大阪城の西側庭園でシ
ョーを見学した。ショーでは、高さ55メートル、幅44メートルの巨大な天守閣に光と映像を映し出
し、
まるで生きているような錯覚を引き起こす「3D(立体)マッピング」技術を利用した。
暗闇の中でショーが始まると、天守閣が日本刀によって真っ二つに切られ、天守閣を守る竜の
頭にコイの胴体を持つ守護神が水と化した虚空を泳ぐ。集まった日本人たちの間からは「へえー!」
「すごーい!」という歓声が湧き起こった。その瞬間、韓国アイドルグループ「BEAST」の歌が流れ、
中には口ずさむ見物客も見られた。
12月からこのショーを楽しみにしていたという会社員、クボ・エリカさん(34)は「日本でこれまで
見られなかった派手な映像にびっくりした」と興奮気味に語った。昨年12月14日から始まった3D
照明ショーを一目見るために、これまで27万人が大阪城を訪れた。
記者が現場を訪れたのは、日本人たちの歓声を呼んだこの照明ショーが韓国の照明技術者た
ちの手によって作り出されたためだ。その主役がプロデューサーのキム・ドンソンさんとメディア・ア
ンド・メッセ代表のキム・グァンテさん。大阪城の照明ショーは10分で、その内容は、天守閣が半
分に割れ、竜が昇天し、桜が散るなど日本固有の情緒を盛り込んだものとなっている。キム・ドン
ソンさんは「しかしそれを実現した技術と設備は純粋に韓国のもの」と話す。
二人の照明ショーが大阪城を「占領」するようになったのは、2011年に長崎県にあるテーマパー
ク、ハウステンボスで披露した照明ショーがきっかけとなっている。その年の12月31日、新年を迎
えるカウントダウンを行いながら3D映像ショーを行ったが、「すごかった」といううわさが広がり、大
阪市から「大阪城でも3D照明ショーができるか」と提案を受けたという。
しかし、大阪城での1次試写会では、二人は赤っ恥をかくことになった。下が広く上に行くほど細
くなるA字形の天守閣は、窓が多く、壁面の正確な位置に光を照らしにくかった上、西側の庭園と
天守閣の間にある外堀の幅が広く、鮮かな色彩を醸し出すのが難しかったのだ。キム・グァンテさ
んは「このままでは国の恥さらしになるのではないかと思って、2次試写会の時まではほとんど眠
ることができなかった」と振り返る。
二人は、光を放つプロジェクターを8台から12台に増やし、大阪城を100分の1に縮小した模
型を作ったほか、毎晩ある大学のキャンパスを訪れ、大きな建物でテストした。キム・グァンテさん
は「こうした努力のおかげで大阪城はもう一つの韓流の現場となった」と笑みを浮かべた。
大阪= 李美智(イ・ミジ)記者
ソース:朝鮮日報日本語版<大阪城天守閣に韓流の波!?>
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