14/01/21 21:46:35.21
日韓関係の悪化により日本人観光客の韓国訪問が減っている、という記事をよく目にする。
これに異議を唱える記事が、19日付の毎日新聞オンライン版で報じられ注目を集めている。
毎日新聞ソウル特派員の澤田克己記者は「日本人の韓国旅行は減っているのか」という記事で、
2012年度は突出して日本人旅行客が多かっただけで、2008年秋のリーマン・ショック前と比較すると、
むしろ観光客数は増加したと伝えた。
2008年のリーマン・ショックで極度の円高状態が続いた。
それまで100円=800ウォンだった為替レートが100円=1600ウォン台まで上昇し、
100円で1600ウォン相当の買い物をすることができるようになった。
2000年代に入ると韓流ブームなどもあり、年間220～240万人だった日本人観光客は円高以降、
300万人を突破し、2012年には過去最高の352万人を記録した。
澤田記者はこの時が飛びぬけて訪韓した観光客が多かっただけだとし、
円高前と比較すると韓国訪問者数は数十万人単位で多い（2013年度は約274万人）と指摘した。
言い換えれば、韓国訪問者数の減少は日韓関係ではなく、
為替レートがより多くの影響を及ぼしているということだ。
2012年夏、李明博（イ・ミョンバク）大統領の独島（日本名：竹島）上陸と天皇への発言で
日韓関係が悪化した。2013年以降、日韓関係は悪化の一途をたどったが、
同時に円高現象が終わった時期でもあった。
澤田記者は「韓国に来る旅行者は為替レートを気にしている。
もっと円高になるまで待とうという人も多いようだ」
という日本政府観光局ソウル事務所関係者の言葉を伝えて記事を結んでいる。
URLﾘﾝｸ(www.krnews.jp)