14/01/16 21:12:00.30
※>>1の続きです。
それは私にとって大変ショッキングなことがあったことに由来します。
日本が韓国に対して最後の円借款の供与を決めたのが1990年の1月頃でした。
当時、韓国は地下鉄を拡充しようとしており、そのための資金を日本が円借款として
供与しようということになったのです。
そして、私は、政府のミッションの一員として円借款交渉のために韓国を訪れたのです。
但し、円借款の交渉といっても、実際にミッションが現地を訪れる際には話は
事実上まとまっていたと言ってもよく、従って、どちらかと言えばセレモニー的な要素が強く、
合間に韓国内の観光施設を訪れる余裕もあったのです。
そして、確か南大門を訪れたときのことだったと思うのですが‥・韓国側の女性の担当者が
是非この絵をみなさいと指差したものがあったのです。
実は、そこに描かれていたのは、朝鮮王朝のお姫様(※注釈)が日本の軍人から切り付けられる様子を
描いたものでした。
(※注釈)※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
■閔妃(ミンぴ)暗殺事件
URLリンク(ja.wikipedia.org)
閔妃(ミンぴ)は、李氏朝鮮の第26代王・高宗の妃。
明成皇后(ミョンソンこうごう)、朝鮮王后(閔氏)とも呼ばれる。
本来「閔妃」とは「閔氏の王妃」という意味であり固有名詞ではないが、
近代朝鮮史で「閔妃」と言えば、この高宗の妃を一般に意味する。
国王の正妃として強い権力を持ったが、縁故主義と汚職、そして義父興宣大院君との
20年以上にわたる権力闘争により政局は混乱し、乙未事変で暗殺された。
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こんな残虐なことを昔の日本人はしたということを、今の日本の若い人たちは知っているのかと
言いたかったのか?
ただ、先方は何もそれ以上は言わないのです。
私は、そのときに思いました。
何故そのような悲しい絵を我々日本人に見せつけるのか、と。
円借款の交渉で来ているのに、その絵が関係があるのかと。
いずれにしても、その残虐な絵を見せられて私は、相当のショックを受けたのです。
私が見た絵というのは、韓国側が事実を歪曲して描いた絵だったのでしょうか?
そんなことはないでしょう。
原因は何であれ、日本の軍人が朝鮮のお姫様を切りつけたというのは事実ではないのでしょうか。
それが、私が、日本が戦前、戦中に韓国に対して酷いことをしたということの一例なのです。
それ以外のことについては、繰り返しになりますが、私が実際に戦争を体験したのではないので
明確なことを示す訳にはいきません。
しかし、状況証拠と言うものがあります。
仮に、今一部の愛国的な人々が言うとおりに、日本が韓国に対し感謝されるようなことはしても、
憎まれるようなことをしていないのだとすれば、何故、実際に戦争を体験した世代の人々は、
そのことをはっきりと我々に伝えなかったのでしょうか。
事実は、それどころか、そのような世代の政治家たちはずっと韓国に対し
謝罪し続けていたではないですか。
大体、今頃になってA級戦犯の人々の何が悪いのか、なんて開き直った言い方をする人が
現れていますが、その辺の感覚も私にはピンときません。
若い世代の人たちは、多分、兵隊やくざなんて映画をみたことがないのでしょう。
勝新太郎に田宮次郎が出演していて‥
何を言いたいかと言えば、如何に当時の軍隊が理不尽なことを朝鮮人などだけではなく、
日本人に対してもしていたかがよく分かるのです。
※続きます。