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平成25年の大みそかのNHK紅白歌合戦の出場歌手の中に、前年に続き韓国の姿はなかった。
韓国メディアは前回の落選時、歴史認識をめぐる日本との対立や
竹島(島根県隠岐の島町)の領有権問題の影響などで「排除された」と主張した。
今回の選考結果は日本国内で高まる嫌韓感情を反映したという見方があるが、
K-POPに対し「何の新機軸も打ち出さず、韓流ファンの求めるままの低級な歌だけで対処してきた」
と辛辣(しんらつ)に指摘する関係者もいる。韓流はついに終焉(しゅうえん)を迎えた…。(篠田丈晴)
■不気味…韓国メディアから批判が聞こえてこない
前々回の23年には東方神起、KARA、少女時代の3組が出場した。K-POPブームを印象づけていた。
24年も韓国勢の出場が予想されたが、結果は“ゼロ”。韓国メディアはいっせいに反発し、
特に中央日報は「独島(竹島の韓国名)問題と関連しないだろうか」と疑問を投げかけ、
領土問題の影響で「(韓国人歌手は)紅白から排除された」と断定した。
25年11月25日に発表された「第64回紅白歌合戦」の出場者リストにも韓国勢はいなかった。
だが、韓国メディアから表立った批判はほとんど聞こえてこない。
不気味ではあるが、日本国内の嫌韓ムードを意識したものともとれる。
あえて朴槿恵(パク・クネ)大統領の強固な反日姿勢を後押しせず、火に油を注ぐことを避けたのかもしれない。
K-POPのアーティスト自身に罪はない。ただ、以前のように
日本の音楽番組に気軽に出演できる雰囲気ではなくなっているのは確かだ。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が25年11月16、17両日に実施した合同世論調査で、
韓国について、外交や経済活動の相手として「信頼できない」との回答が7割近くに達した。
日本国内の「嫌韓感情」は間違いなく高まっている。
■NHKの選考基準を満たさなかった
今回の紅白に韓国勢が選出されなかった理由について、NHKの古谷太郎・エンターテインメント番組部長は
「特別な事情はない。『出てほしい』順番に声をかけている。出場枠や(放送)時間は限られている」と述べ、
歴史認識をめぐる日本との対立や竹島の領有権問題の影響などで冷え込む日韓関係の影響は否定した。
NHKによると、出場歌手の主な選考基準は、「その年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3点。
その上で、全国5千人を対象に実施した調査の結果、
CDなどの売り上げ、有線やカラオケのリクエスト数を参考にしたという。
つまり、K-POPはNHKの選考基準を満たさなかったわけだ。
裏を返せば、メロディーや歌詞などの音楽的要素を低め、ダンスやコスチュームなどで
極端な複合エンターテインメント化を徹底させたK-POPは“お役ご免”というところなのだろう。
確かに、わざわざ紅白に出場してもらわなくてもいい。
■韓流ブームの終焉は必然か
韓国文化のイベントプロデュースなどを手掛ける、元韓国日報記者の佐野良一氏は
「紅白歌合戦にK-POPが出場しないのは、日韓間に横たわる問題とは関係なく、
NHKが作品の価値で選んだものと思う」と指摘する。
さらに佐野氏は「K-POPは、韓流という今までの日本にはなかったコンテンツとしての特殊性はあっても、
その中でしっかりとした個性を発信する作品が見当たらなかった。何の新機軸も打ち出さず、
韓流ファンの求めるままの低級な歌だけで対処してきた結果だ」と手厳しく語り、韓流ブームの終焉をもほのめかした。
昨年の紅白出場者リストが発表された前日の11月24日、女性5人組のKARAが、
神戸市の神戸ワールド記念ホールで日本ツアーの最終日を迎えた。
ニコルが26年1月に所属事務所との契約が切れ、米国留学する意向を示し、
ジヨンも留学が噂されていることから、日本国内で5人一緒のライブは見納めの可能性が大きいという。
韓国政府は2009年にコンテンツ振興院を設立し、韓流コンテンツの販路拡大を国家事業として展開してきた。
しかし、2年連続の紅白落選、さらにはKARAの事実上の解散…。「韓流ブームの終焉」を印象づけるには、十分すぎる。
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