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◆生薬から新たな鎮痛活性成分、新薬開発に期待=中国
中国メディア・中国網は5日、中国と米国の共同研究によって
生薬の延胡索(エンゴサク)から新たな鎮痛活性成分が確認され、
今後副作用が少なく依存性のない鎮痛薬が開発される可能性があると報じた。
記事は、中国科学院大連化学物理研究所(化物所)と
米国カリフォルニア大学アーバイン校の研究員が協力して、
エンゴサクからデヒドロコリブルビン(DHCB)という鎮痛活性成分を発見したと紹介。
動物実験の結果、慢性疼痛に良好な効果がある一方で
耐薬性がないことが明らかになったとした。
中国側の研究責任者である化物所の梁研究員は、
「依存性や耐薬性などの副作用によってモルヒネなどの鎮痛薬の臨床利用が
大きく制限されてきた。DHCBの鎮痛方式はモルヒネなどとは異なるため、
痛みを鎮める治療に新たな可能性がもたらされることになる」とコメントした。
エンゴサクは中国原産のケシ科の植物。
塊根が生薬として用いられ、日本の薬局方にも収載されている。
漢方薬で安中散などに配合されるほか、胃腸鎮痛薬などにも原料として使われる。
サーチナ 2014年1月5日(日)15時0分
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)