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頭の中は「ソチ金」より「平昌五輪」…キム・ヨナが背負う重圧
日刊ゲンダイ 1月5日(日)10時26分配信
今季限りでの引退を表明している女子フィギュアスケートの金妍児(キムヨナ)(23)が出場する韓国選手権が3日開幕。
「女王」が滑る国内最後の大会はチケットも完売だ。
このキムと浅田真央(23)との対決が注目されているソチ五輪。
実は連覇が注目されるキムの視線は「その先」にあるそうだ。
バンクーバー五輪で頂点に立ったキムは、10年の世界選手権から翌年の同大会まで1年間実戦を離れた。
さらに11―12年シーズンも全試合を欠場。
「その間、一度は引退を決意した」ともいわれている。
ある現地記者が言う。
「あの時は<父親が多額の不動産投資に失敗したから引退を撤回>との噂も流れた。
キムがカネのために滑るのなら、11年の世界選手権(2位)で得た賞金(約220万円)を
日本で起きた大惨事(東日本大震災)の被災者のために寄付などしない。
昨年も台風30号で甚大な被害を受けたフィリピン支援に10万ドル(約1000万円)をユニセフ(国連児童基金)に寄付した。
彼女は毎年、韓国の貧困や難病の子どもたちの支援も続けている」
では、なぜ引退しなかったのか。
それは、「自身が招致委員会の広報大使を務めた18年平昌五輪のためだ」と、前出記者はこう続ける。
■メダル独占阻止
「韓国のフィギュアは日本ほど選手層が厚くない。キムの活躍で注目度が上がった女子も、
彼女に続く金海珍(16)や朴小宴(16)はまだ力不足。4年後の地元五輪までに有望選手のレベルを上げなければ、
日本選手に表彰台を独占されるかもしれない。昨年のキムの年収は日本円で13億円以上とも報じられた。
彼女が滑り続ければ大会や自身のCMスポンサーは離れず、それが若手育成の資金にも回る」
キムは昨年の世界選手権の時「若い子を五輪に連れていきたい」と話し、1年ぶりの競技で見事優勝。
女子の五輪出場枠は初めて最多の3つを取った。
憧れの「女王」が今も滑り続けることで、若い選手のモチベーションもフィギュア人気も維持されている。
ちなみに、キムのマネジメント会社が手がける今大会の収益も若手育成のために全額寄付されるそうだ。
浅田の最強のライバルは背負っているモノが違う。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)