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■中国とイギリスは共に闘い勝利した ~ 劉暁明・駐イギリス中国大使
『ハリー・ポッター』に出てくる悪しき魔法使いヴォルデモートが死んだのは、魂の一部を入れていた
7つの分霊箱が破壊されたためだった。日本軍国主義がヴォルデモートなら、靖国神社こそ分霊箱
であり、日本の魂の暗黒部分を代表するものである。
日本の安倍首相は近隣諸国の国民感情を一顧だにせず、「平和に対する罪」を犯した14人の戦争
犯罪人が祀られている靖国神社を参拝した。<中略>今回の靖国参拝は、安倍首相が続けている
瀬戸際政策の一環であり、日本による過去の戦争犯罪の苦い記憶を呼び起こすものである。
歴史を振り返ると、戦争を始めて敗れた国には2つの選択肢がある。1つの選択肢は、過去に正面
から向き合い、誠実に謝罪して軍国主義を放棄する道である。これはドイツの取った選択肢であり、
地域の安定と世界平和に貢献してきた。ドイツは全世界から尊敬と称賛を受ける国となっている。
もう一つの選択肢は過去の侵略を否定し、軍国主義の復活を許し、戦争の脅威をもたらす道である。
不幸なことに安倍首相の行動は、彼が2番目の選択肢を好んでいることを示している。安倍首相は
日本を危険な道へと導くことを決断したように見える。国際社会は厳重に警戒すべきだ。
来週、史実に基づく映画「The Railway Man」(訳注:邦題「レイルウェイ 運命の旅路」)が公開される。
この映画は、第二次大戦中に日本軍の虐待を受けたイギリス人捕虜の物語だ。この映画に描かれ
ているのは日本軍による残虐行為だけではなく、それに関わった日本の関係者が自らの過去に苦
しむ姿も描かれている。彼の贖罪は、深い反省と悔悟があって初めて意味あるものになった。
中国とイギリスは戦時中の同盟国だ。両国の軍隊は肩を並べて、日本の侵略者らに立ち向かい、
莫大な犠牲を払った。あの恐るべき戦争から68年の歳月が流れた。だが日本には、戦争犯罪に
対して一片の反省も示さない頑迷な人々が存在し続けている。彼らは反省どころか、歴史解釈の
変更を試みている。彼らは世界の平和にとって極めて危険な存在だ。中国人はこのような試みを
許容しない。私は、イギリス人を始めとする平和を愛する諸民族も同様であると信ずる。
中国とイギリスは共に第二次大戦の戦勝国だ。両国が建設に大きく貢献した戦後国際秩序は、
人類に多大の恩恵をもたらしてきた。両国は、戦後の平和コンセンサスの無効化や世界秩序への
挑戦を目的としたいかなる発言・行動に対して、国際社会と共同して立ち向かう共通の責務を負っ
ている。われわれ両国民は、国連憲章を堅持して地域の安定と世界平和を守るために共に手を
携えねばならない。
▽ソース:ザ・テレグラフ(英語)(2014/1/1 22:36)
URLリンク(www.telegraph.co.uk)
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