13/12/27 00:02:40.23
経済無策で支持率が急落する韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領。
激増する企業倒産に手を打つどころか、不法占拠する島根県・竹島（韓国名・独島）への執着を一段と募らせ、
「独島愛」の洗脳工作ばかりに力を割いている。若者を動員して路上イベントを行い、
ミュージカルを開き、竹島をめぐる「日韓戦」の映画も作る…。この偏執ぶりの背景には何があるのか。
高揚する異常な現地をノンフィクションライターの高月靖氏がルポする。
大音量のダンス音楽が流れている。おそろいのコスチュームに身を包んだ若者が、
異様な熱気のなか、ひたすら激しく踊っている。あいにくの雨も気にする様子はない。彼らが一斉に叫んだ。
「トクト ヌン ウ～リ～タン！」
日本語に訳すと「独島は我らの地」。先月初旬、韓国南西部・浦項市内の公園で開かれた
『ゴーゴー独島・フラッシュモブ競演大会』の一幕だ。
「『独島に対する愛情』をテーマにしたパフォーマンスを競い合うイベントで、
若者向けの領土教育の一環として韓国の教職員団体などが主催したもの。当日は３０００人が参加した」（現地事情通）
催しはこの日に限ったものではなく、昨年２月から韓国各地、さらには海外でも巡回で行われ、
「これまで延べ５０万人を動員した」（韓国メディア関係者）という。
会場では、決まって竹島の写真パネルが飾られ、関連グッズの販売ブースが連なる。
至る所に「独島」への関心を引かせる仕掛けが用意されているのだ。
この催しの数日後には、ソウル市の国会議員会館でミュージカル『独島、そして物語』のお披露目公演も開かれた。
「ストーリーは、かつて『独島』に生息し、現在は絶滅したニホンアシカを愛国のシンボルとして描く内容。
特筆すべきは、普段は対立する与党・セヌリ党と野党・民主党の共同開催だったこと。
『独島』にかかることなら、挙党一致で応援するのが現在の韓国政界の構図だ」と先の事情通は話す。
制作者側は「『独島への持続的な関心』を喚起すべく、今後も公演を続ける」と意欲満々。
「独島」関連のミュージカルはこれまでも上演され、「児童向けにアレンジされたものまである」（同）という。
ゆがんだ歴史認識の歯止めはかからず、「独島」を舞台にした『奴が来る』というアクション映画も現地で製作中だ。
問題はそのストーリーで、「『独島』に上陸した日本の『保守極右派』から島を奪還するという内容。
竹島問題においては韓国が善玉で日本が悪玉という韓国側の常識をそのまま描いている」（現地のエンタメ事情に詳しい駐在員）。
劇中で、女性大統領を演じるのは中堅女優ヤン・ミギョンで、
ＮＨＫで放送されてヒットした人気ドラマ『宮廷女官 チャングムの誓い』で知られる韓流スター。
先の駐在員は「『独島』を扱った映画はドキュメンタリーが数本作られているが、フィクションは初めて。
そんなこともあって一部で話題を集めている」と話す。公開予定は来年２月２２日、島根県の「竹島の日」に合わせる念の入れようだ。
(続く)
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