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中国の簡易投稿サイト・微博を運営する新浪はこのほど、
元外務省特命全権大使(インド)の野田英二郎氏に対して独占インタビューを行い、
野田元大使は「日中が戦争することはあり得ない」と語った。
尖閣諸島(中国名:釣魚島)や中国の防空識別圏など、
東シナ海をめぐる日中の対立は激化し続けている。日中は互いに譲歩する構えを見せず、
解決の糸口も見えていない。野田元大使は、日中関係がかつてないほど悪化していることを認める一方で、
「両国が戦争することはあり得ない。局地的な戦闘もあり得ない」と語った。
中国国内では日本に対して強硬な対応を取るべきと主張する報道が多いため、
日中の開戦が間近であると考えている人も多い。野田元大使の主張について、微博を覗いてみると、
微博ユーザーからは、
「小日本はわが国が恐くなったな。今こそ小日本を潰す絶好の機会だ」
「戦う前から日本は投降するつもりだ」
など強硬なコメントが多く寄せられていた。また、「戦争は起きない」という野田元大使の意見に否定的なコメントも相次ぎ、
「局地戦は絶対にある。日本の右翼は好戦的だからな。軍国主義の復活に中国人としては辛抱ならない」
「戦争は必然だ。戦争しなければ平和はない。問題はいつ開戦するかだ」
など、戦争は不可避とのコメントが非常に多く寄せられた。
やはり中国人ネットユーザーの多くがいずれは戦争になると考えているようであり、
あくまでも「中国が正義」であり、「日本が悪」という主張ばかりだった。
日本では中国が東シナ海の緊張をもたらしている張本人という見方が大半だが、
中国での見方は正反対であることが興味深い。一方、好戦的なコメントが大半を占めるなかでも、
戦争を諌めるユーザーもおり、
「戦争を主張する者はファシストであり売国奴だ。反戦こそ、中国人の最大の利益となる正義の声だ」
との主張もあった。確かに、戦争になれば日中双方が多大な被害を受けることは確実であり、
不測の事態を回避するための日中ホットラインを早期に開設することが必要だ。(編集担当:畠山栄)
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