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広晟有色は親会社の持ち株会社を通じて、
グループ会社にレアアース酸化物を2.58億元で売却すると発表した。12月5日、毎日経済新聞網が伝えた。
広晟有色によると、今年前半のレアアース販売は大幅に減少し、
第3四半期は若干の回復が見られるものの、市場の需要拡大は鈍いという。
第1―第3四半期の純損益は3447万減の赤字となっている。
このため同社は、持ち株会社の広東省広晟資産経営有限公司の傘下企業である中国冶金輸出入広東公司に、
豊富な資金を利用してレアアース商品を買い取り、経営安定化に支援するよう依頼した。
広晟有色は、同社子会社と冶金輸出入広東公司がレアアース酸化物を2.85億元で取引することに合意したと表明した。
同業他社も同じ問題に直面している。大手三社の今年度第三四半期までの在庫は131億元規模まで積み上がっている。
百川資訊アナリストの杜師如氏は「レアアースの川下市場が好転しないため、
業界全体が供給過剰で、在庫も大きい」と指摘する。
第3四半期の業績報告をみると、包鋼稀土の売上高は前年同期比18%減の67.6億元で純利益は同22%減の13.2億元だった。
廈門ウ業の売上高は同13%減の57.3億元、純利益は同54%減の1.95億元だった。
また、第3四半期末時点で、包鋼稀土の在庫は売上高を上回る69.5億元、
廈門ウ業の在庫も52.2億元、広晟有色も10.2億元となっている。
三巨頭の「消化不良問題」について、アナリストたちは国内外の川下市場の低迷に加え、
以前のレアアース価格暴騰で、闇業者が続々と採掘を始め、
低コストの商品が大量に売られていることも背景にあると分析している。 (編集翻訳 浦上早苗)
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