13/11/30 08:37:19.70
■［社説］ 北東アジア「空の戦い」で試される朴槿恵外交
中国の一方的な防空識別圏(CADIZ)宣言以後、これを既成事実化しようとする中国と、
これを無力化しようとする米国・日本による「空の争奪戦」が連日激化している。韓国も
防空識別圏(KADIZ)を離於島まで拡張する方針であることを明らかにした。しかし中国
がこれを拒否したことで、韓中間にも対立気流が起きている。この問題で東アジアの
軍事的緊張が高まっているのは非常に心配なことだ。
直ちに米国がB-52爆撃機2機を紛争地域である尖閣周辺で派遣したのに続き、原子力
空母ジョージ・ワシントンをCADIZに近い沖縄周辺に移動させた。日本の自衛隊と民間
航空機も中国への事前通報なしでCADIZに進入している。米日同盟が中国の空域奪取
を容認しないという意志を明らかにしているわけだ。中国もまた一歩も退く気配が無い。
根本的には、米国の後押しを受けた日本の「集団的自衛権」確保の動きに中国が正面
対抗したのが今回の防空識別圏争奪戦だが、間に挟まった我が国の立場は苦しい。
韓国は米国を軸にした北東アジア安保同盟の一員だが、中国とも軍事協力関係を結ん
でいる。経済的利害関係の面でもどちらか一方が劣るということもない。その上、中国と
韓国の防空識別圏が重なることになって、我が国の安全保障・国益守護は足下に火が
ついている。しかも重なった領域を撤回してほしいという我が国の要求を中国が拒否した
ため、堪え難い状況となっている。KADIZを離於島上空に拡大するという我が方の通知も
無視された。ともすると鯨の争いで海老が打撃を受ける状況だ。
今回の紛争は基本的には米日と中国との覇権争いだ。朴槿恵政権の外交力が試されて
いる。どちらか一方に巻き込まれるのではなく、冷静に対処すべきだ。韓・米・日の三角
同盟が自分を封じ込めようとするのではないかという中国の疑念を解く一方、中国の膨張
主義が北東アジアに及ぼす悪影響について冷静に説得せねばならない。中国と米日の
仲裁者の立場から地域内の緊張を緩和し、安保・国益を守るべき時だ。
▽ソース：国際新聞（韓国語）（2013-11-29 19:44）
URLﾘﾝｸ(www.kookje.co.kr)
▽関連スレ：
【国際】韓国政府、防空識別圏設定をめぐる日米vs中国の対立に中立を表明。均衡外交で国益確保を追求へ ★２ [11/27]
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)
【尖閣】「米国と中国、どちらにも肩入れしない中立外交こそ、韓国が生き残る道」… 外交専門家らから指摘相次ぐ [11/28]
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)
【中央日報社説】防空識別圏設定で米国vs中国の対立が深刻化 … 韓国が選択を迫られる状況は避けねばならぬ [11/29]
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)