13/11/21 01:05:29.66 J69HrnWN
>>66
よく「自国通貨高でおちぶれた国は無い」という俗説を主張する人がいるが、
実際には自国通貨が高すぎて経済がボロボロになった例はいくらでもある。
自国通貨が高いままに放置することの恐ろしさは強調しても強調しきれません。
自国通貨が高すぎて経済が破綻した最近の例は約10年前のアルゼンチン。
自国通貨とドルとの交換比率を固定化したことで慢性的なインフレに悩まされてきた
アルゼンチンでは輸入品の価格が下がることでインフレ鎮静化が見られた。
自国通貨の購買力が増したため、庶民の暮らしは楽になり、内需は旺盛になったが
自国の通貨が強すぎると輸出セクターは当然苦しむことに。
実力以上に自国通貨のの購買力が強いということは「しっかり稼いでもいないのに、
消費態度だけは一人前」という身の丈以上の内需を創出し、アルゼンチンの国際収支は悪化。
アルゼンチンの国際収支が悪化すると「いつまでもこの楽な暮らしは続かない」ということを察知した、
経済の仕組みに明るいビジネスマンなどを中心に通貨高を利用して海外にお金を逃避させる、所謂、資本逃避が発生。
結果、国庫の外貨準備が枯渇して自国通貨は暴落・・・狂乱インフレが始まりました。
直近の例では、ギリシャがまさにそれ。
自国の実力に伴わない「ユーロ」を通貨にしたことで内需は活性化したが輸出産業は崩壊しました。