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中・日で公演する海外オーケストラ、なぜ韓国には来ないの?
ウィーン・フィルやロイヤル・コンセルトヘボウが今月東京公演、その前は北京
韓国は客層薄く制作費が負担、企業スポンサーなくほとんど赤字で招待困難
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイ
ヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団…。欧州のオーケストラのトップ3が今月中旬、東京に
集結する。
マリス・ヤンソンス常任指揮者が率いるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が16日
から18日までサントリーホール・東京文化会館などでR.シュトラウスの交響詩「英雄の
生涯」やストラビンスキーのバレエ「火の鳥」組曲を演奏するのに続き、サイモン・
ラトル芸術監督のベルリン・フィルが18日と19日にサントリーホールでコンサートを
開く。クリスティアン・ティーレマン指揮者らのウィーン・フィルは8日から17日まで
東京都内だけで6公演が予定され、ベートーベンの交響曲第9番「合唱付き」やピアノ
協奏曲第5番「皇帝」の全曲演奏会を行う。今週パリ管弦楽団と東京でコンサートを
開いた指揮者パーボ・ヤルビ氏は29日にドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団
と再び東京を訪れる。サイモン・ラトル氏が長い間音楽監督を務めた英バーミンガム市
交響楽団も18日から21日までアンドリス・ネルソン指揮者と共に東京にやって来る。
■東京に集まるトップクラスの交響楽団
日本のクラシック愛好家には魅力的な「食卓」だ。最も良い席のチケット代はウィーン・
フィルが4万2000円、ベルリン・フィルが4万円、ロイヤル・コンセルトヘボウが3万50
00円もするため「全て聴こうと思ったら破産する」という「幸せな愚痴」がインター
ネット上に飛び交う。音楽コラムニストのイ・ヨンジン氏は「トップクラスのオーケス
トラがこのように集結するのは珍しいので行きたいと思って調べたが、 3カ月も前に
完売したと言われた」と語った。
観客層の厚い日本が欧米の有名オーケストラや演奏者の定番ツアー開催地となって
久しい。 2011年3月の東日本大地震時は演奏会がキャンセルされるなどしたが、「アベノ
ミクス」のおかげで経済が回復し、これまで以上の好況も期待されている。
最近では経済大国として注目されている中国がクラシック公演の新市場として浮上
している。ウィーン・フィルは先週末の日本公演に先立って2008年の北京五輪前に
オープンした北京国家大劇院で3日間にわたり公演を行い、ロイヤル・コンセルトヘ
ボウも13日と14日にやって来る。チケットを直接購入する一般客の割合は低いが、
中国市場の潜在力を高く評価しているのだ。
ところが、ウィーン・フィルとロイヤル・コンセルトヘボウは日本や中国で公演を
開いても韓国には寄らない。ベルリン・フィルが11日と12日、東京と同じプログラム
(ストラビンスキー「春の祭典」とブルックナー交響曲第7番)でソウル公演を行い、
ドイツ・カンマー・フィルが来月韓国を訪れる予定はある。
金基哲(キム・ギチョル)記者
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つづく