13/11/04 18:17:51.72 aViWxml4
( >>281 の続き)
マイナス数値で出る貿易収支が、やはり円安で膨張したことが、経常収支黒字の減少の最大要因。
では、プラス要因である所得収支も円安で膨らめばバランス取れるはずだが。
それは
海外からの配当金・利子などの所得収支それ自体は、昨年も年間15兆円近くあり、貿易サービス収支の赤字を埋め、経常収支を黒字化してきた。
年間の推移だけ見ると、外債の平均金利が縮小する中でも 海外M&Aも増え 海外投資が減らないことから、従来のトレンドからは来年には18兆~20兆円に達する勢いである。
でも8月の統計を見ると、アベノミクスで外人が日本株や日本の不動産を昨年秋から買い上げてきて
日本が海外に払う配当金も増加傾向で、所得収支黒字の伸びは ごく僅かだった。
そこで、少ない経常黒字をドルに引き直すと、円安で益々 少ないドル建て数字で出る。
円安で訪日外国人が増えて旅行サービス収支は急速に赤字縮小してる。
海外売上、海外資産ある企業の中間決算も、円安で膨張して増益相次いでる。
経済は良い方向に向かっているが、貿易赤字が経常収支の足を引っ張ってる現状が長期に続くのは余り健全じゃない。
日本が モノづくり大国から投資立国への変化の時だとしても、巨額の貿易赤字の継続は好ましくない。