13/11/03 13:45:00.20
「富士山」のユネスコ・世界文化遺産登録に、「和食」の世界無形文化遺産登録。
ことし、古来この国の文化を形作ってきた要素に、相次いで世界的な権威が与えられた。
登録により、対外的に日本文化がより強く印象づけられたのではないか。それらはシンボルとして、
世界の人々の日本像形成に寄与していくことになるだろう。
ただ文化は、いにしえから形作られてきたものに限らない。不変と思える伝統文化でさえ、
実は絶えず時代に合わせ、形を変えている。
例えば古典芸能の能楽は、江戸時代まではより庶民的な猿楽だった。
人々の日々の営みの中で、新しい文化は常に生まれ続けているのである。
同時にそれは、今の社会や人心を映す鏡でもある。きょう「文化の日」に、あらためてそのことに思いを致したい。
イタリアにインド、韓国、タイ、中国、フランス…。街を歩けば、さまざまな国の料理店に行き合う。
それだけ他国の食文化が身近になっている証左であろう。
事実、日本にはアジアを中心に、多くの国の人たちが生活している。食が多彩で豊かになるのは当然といえよう。
一方、海外では和食が人気という。日本文化も海外で現地の食文化を豊かに彩っている。
それでは、日本人の心は開かれているか。残念ながら、そうではないと認めるしかない。
社会問題として浮上した「ヘイトスピーチ」。「表現の自由」を盾に、同じ社会に生きる人々を差別するデモは繰り返された。
一部の動きではある。だが、こうした排他性を許す土壌が、間違いなく現在の日本にはあると言わざるを得ない。
「従軍慰安婦」や「関東大震災時の朝鮮人虐殺」-。日本の負の歴史を消し去ろうという動きも顕著だ。
「反日」とみなされた映画や写真展が激しい攻撃に遭った例は記憶に新しい。
公の施設が忖度(そんたく)し、公開を“自粛”するケースも散見される。
多くの流入文化を享受する一方、反「愛国」、反「権力」を排除する雰囲気は芸術や学術をはじめ社会にひたひたと広がっている。
日本は明らかに寛容さを失いつつある。
明治に至る以前の社会はより柔軟で、異文化も敬意と好奇心をもって受け入れていたという。
日本の伝統には本来、そうしたおおらかさがあった。それを取り戻したい。
URLリンク(news.kanaloco.jp)
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