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【光州=ニューシス】「80年以上のくやしさと恨を洗って残りの余生を生きていくよう願います」
1日午後2時、光州（クァンジュ）地方裁判所204号法廷。第12民事部(部長判事：イ・チョングァン)
が法廷に入るとすぐに80代後半の原告らがかろうじて立ち上がり裁判所に礼をした。イ部長判事
は法廷に座って一息ついた後、宣告に先立ち過去1年間、強制徴用慰謝料請求訴訟裁判の感想
を明らかにし始めた。
イ部長判事は「大韓民国が日本から解放され68年経ち、原告の年齢は80才を越えた。裁判所の
判決が遅かったことについて深甚なる慰労の言葉を伝える」と申し訳ない思いを示した。引き続き
イ部長判事は「80年以上のくやしさと恨を洗って、苦痛と悲しみから脱し、残りの余生を生きていく
ように願う」と慰めた。
また、イ部長判事は「大韓民国が原告らを冷遇する中、韓国の市民団体と日本の良心的な団体
が訴訟を支援した力が大きかった。日本政府と被告などの企業は今からでも強制徴用被害者ら
の痛みに関心を持ち、積極的に解決に乗り出せば、両国市民と政府の間のしこりができた感情問
題も解決できるだろうと思う」と語った。
この日、裁判所は判決文を通じても歴史の被害者に対する社会的な関心を促した。裁判所は「小
学校を卒業したばかりの様な少女たちは学校に行ってお金も儲かるという嘘にだまされ、故郷を
離れなければならず、日本で非人間的な待遇と苛酷な強制労働に苦しめられた。少女たちの中で
誰かは日本で生き残れず、生き残った者は故郷に帰っても慰安婦と非難されることが恐ろしくて、
私たちの社会の境界人になった」と被害者らの痛みを慰めた。
裁判所は「50年以上流れてハルモニになった少女たちは大韓民国政府の冷遇の下、韓国の市民
団体と日本の良心的知識人、弁護士の助けで10年余り日本を行き来して裁判をした。もう八十を
越え、ツエと車椅子に頼り、この法廷に立った原告等を見る時、私たちはみな同じ人間として歴史
の被害者に今後もずっと関心を持たなければならない」と明らかにした。
この日の裁判所はヤン・クムドク(82・女)ハルモニなど強制動員被害者5人が三菱重工業を相手
に提起した損害賠償請求訴訟で三菱重工業がヤンハルモニなど直接被害者4人に対して1人当
り1億5000万ウォンずつ、遺族1人に8000万ウォンを賠償するとし原告一部勝訴の判決を下し
た。宣告が下されるとすぐにヤンハルモニらは「私たちが勝った。市民のみなさんに感謝する」と目
がしらをおさえていた。
メン・テファン記者
ソース：ニューシス(韓国語) "遅く判決して陳謝"強制徴用訴訟裁判長の感想
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