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ウイグル族 当局の鎮圧もエスカレート
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
写真: 車が突入し、炎上した北京の天安門前。奥は故毛沢東主席の肖像画=29日(共同)
【北京=川越一】中国には全人口の90%を占める漢族以外に、55の少数民族が存在する。
その中で、中国当局がチベット族とともに最も危険視しているのが、分離独立運動がくすぶる
ウイグル族だ。
新疆ウイグル自治区では今年4月以降、ウイグル族住民と公安当局が衝突し、多数が死亡
する事件が頻発している。表沙汰になった事例だけでも犠牲者は約100人を数える。
抗議行動を鎮圧するために発砲する例に加え、最近では、テロを計画しているとして治安当局が
ウイグル族の集団を急襲し、射殺するケースも目立っている。
7月初旬、習近平指導部からテロ対策強化を命じられた地元当局は、刃渡り15センチ以上の
刃物を没収する政策を開始し、5千本近くが集められた。同自治区ホータン付近一帯では、
40歳未満の男性がひげを蓄えることも禁止した。
いずれの措置も、ウイグル族、そしてイスラム教徒を侮辱する行為と受け止められている。利益を
独占するばかりか、民族の“尊厳”までも傷つける漢族に対する敵対心は高まるばかりで、収まる
気配はないのが実情のようだ。
msn産経ニュース: 2013.10.29 22:05
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