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◆韓国たばこ「ディス・アフリカ」、チンパンジー採用の広告を中止
韓国のたばこ最大手KT&Gは23日、たばこの銘柄「This Africa(ディス・アフリカ)」の広告で
人の衣服を着たチンパンジーのイメージを採用していることが人種差別だとの非難を受け
この広告を中止すると発表した。
「ディス・アフリカ」は約1か月前に発売されたばかりの新製品。
アフリカ流の「伝統的」なローストと乾燥方法で作っていることをアピールした製品で
パッケージには2匹のサルが、たき火でタバコをあぶっている絵が描かれている。
韓国全国のコンビニなどに掲示された広告パネルやポスターでは、ニュースキャスターと
リポーターの衣装を着たチンパンジーが「アフリカが来る!」とのスローガンを発表している。
この広告に対し、アフリカのたばこ規制アライアンス、ATCAが「KT&Gによる、嘲笑的イメージの
不謹慎で侮辱的な使用に強い憤りを感じる」との声明を発表し、ポスターの掲示中止を要求した。
KT&Gはこの問題に「遺憾」の意を表し「人種差別の懸念を一掃するため」に今月中に
この広告を中止すると発表。
同社広報はAFPの取材に「サルを選んだのはサルが人々にアフリカを想起させる
すばらしい動物だからであり、誰かの気分を害する意図は全くなかった」と述べた。
「アフリカの伝統的方法で製造されたタバコを含んでいることから、
アフリカの自然を象徴するイメージを採用しようと考えた」と同広報は述べた上で、
たばこのパッケージの絵は差別的でないとしてパッケージを変更する計画はないと語った。
写真:韓国ソウルのコンビニに掲示された、同国たばこ最大手KT&Gの新銘柄
「This Africa(ディス・アフリカ)」のチンパンジーを採用した広告(2013年10月23日撮影)。
URLリンク(news.livedoor.com)
AFPBB News 2013年10月23日20時46分
URLリンク(news.livedoor.com)