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愛知県内で朝鮮学校を運営する愛知朝鮮学園の施設「名古屋コリアンスクール」(名古屋市千種区)の土地・建物について、
名古屋地裁は23日、競売のための入札手続きを公告した。
11月27日に開札し、地裁の審査を経て12月4日に売却先が決まる。
入札期間は11月13~20日で、土地(約2140平方メートル)と建物(築52年、鉄筋コンクリート3階建て)を合わせ、
購入できる下限価格は約1億6700万円。
名古屋コリアンスクールは愛知朝鮮第二初級学校として使われていたが、
2000年に名古屋朝鮮初級学校(同市中村区)に統合された。
現在は同校の分校として一部の授業やクラブ活動などに使われている。
土地と建物は、1990年代に旧朝銀愛知信用組合が融資の担保として根抵当権を設定。
99年に同信組が経営破綻(はたん)すると、債権を引き継いだ整理回収機構が名古屋地裁に競売を申し立てた。
競売の取り下げを求めてきた愛知朝鮮学園は「使用中の施設が競売にかけられるのは全国初のケース。
保護者とともに、ぎりぎりまで機構に理解を求めていきたい」としている。
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