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【ソウル=名村隆寛】韓国文化財庁の運営を監督し検査する国会委員会審議を傍聴しようとした
在韓国日本大使館の職員が最近、「日本大使館員による傍聴の前例がない」との理由で閉め
出された。傍聴を禁じる決まりはなく、日本大使館側は過去何度も傍聴している。傍聴を拒んだ
韓国議員の反日姿勢に「非常に偏狭ではないか」と疑問視する韓国メディアもある。
ソウルで17日に行われた審議では、日本大使館の建て替え認可が議論される可能性があった。
日本大使館によると、大使館職員はこの日「正規の手続きを経て許可を受け、(傍聴席に)ついた」
という。ところが、職員の存在に場内は一時騒然となり、与野党幹事が協議の末「前例がない」とし
傍聴を認めなかった。
築35年以上の日本大使館は、老朽化が進んでいる。新設には、大使館が朝鮮王朝時代の
「景福宮」から100メートル以内の距離にあるため、韓国文化財庁の承認が必要だ。大使館は昨年、
同庁に新設を申請。「歴史文化環境を損なう」との理由で不認可となったものの、今年7月に認め
られた。
韓国紙、中央日報の日曜電子版「中央サンデー」は20日、「与野党は大使館新築問題にからみ
大使館員が偵察に来たと感じたのは間違いない」としたうえで、「外国大使館職員の傍聴は、あっては
ならないのか」と疑問を呈した。さらに「韓国の外交官も韓日の敏感な事案ほど日本の国会で躍起になり
傍聴する。韓国の外交官が回し者扱いされ門前払いされてもいいのか」と指摘した。
審議の内容は韓国国会のホームページに掲載される。中央サンデーは「日本大使館職員が審議を
聞いてこそ、韓国側の論理が日本に伝えられるのではないか。向こうの話を聞くどころかこちらの意見まで
遮断した」と嘆いている。
msn産経ニュース: 2013.10.21 23:41
URLリンク(sankei.jp.msn.com)