13/10/21 22:41:11.19
ゴールドマンサックスのクォン・グフン調査分析部専務(51)は最近、米国に出張した。
先週ワシントンDCで開かれた国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会に出席した後、ニューヨークに移動し、
現地投資家に韓国市場の見通しについて説明した。
米国でクォン専務が確認したことは2つ。世界景気が回復傾向に入ったという強い確信、そして韓国市場に対する外国人投資家の大きな関心だ。
クォン専務は「(総会に出席した経済専門家の間で)世界的にマクロ経済がよくなるという見方に異論はなかった。
いくつかのリスクを勘案しても韓国株式市場はさらに上がる可能性が高い」と話した。以下は一問一答。
-IMF・世界銀行年次総会の雰囲気は。
「連邦政府機関のシャットダウン(閉鎖)が大きなイシューだったが、『来年の成長率を揺さぶることはないだろう』
という意見が多かった。景気回復に対する強い共感を確認した。特に、米国と欧州の来年の景気が今年より良くなるという点に反論する人はいなかった」
-ニューヨークで会った投資家とはどんな話を交わしたのか。
「韓国に対する関心が大きい。多くの投資家に会って韓国市場の見通しについて話した」
-すでに多くの外国人資金が韓国に入っているが。
「それほど多く入ってきたとは思わない。今年に入って7月までは外国人資金が流出した。
そして突然、資金が流入したが、今年全体で見れば3兆7000億ウォン(約3400億円)程度にすぎない。
2010年に21兆ウォン、昨年は17兆ウォン流入したことを考えれば、大きな金額ではない」
-さらに資金が流入する余地があるということか。
「タイミングは分からないが、私たちはKOSPI(韓国総合株価指数)が1年以内に2300まで上がるとみている。
外国人は9月だけで7兆ウォンを投資したが、このペースが続くことはないだろう。負担もある。
ただ、ファンダメンタルズを見れば株価はさらに上がるという見方もできる。
世界景気が来年回復する見込みであるうえ、韓国株式市場には景気に敏感な銘柄が多い。
量的緩和の縮小を勘案してもそうだ。ただ、外国人がもっと買うか、個人がもっと買うかは分からない」
-外国人と個人が反対の動きを見せている。結局、外国人だけが儲ける局面だ。こうした状況が繰り返される理由は何か。
「誰かが買えば誰か売る。見る視点が違うので、売買する時点が異なる」
-情報の差から生じることなのか。
「情報の量が違うのではなく、注視する情報が違う。個人は過ぎたものをたくさん見るようだ。
例えばチャート分析をする人は、どれほど上がり、どれほど下がったかを見る。外国機関の投資家はこういうものを見ない。景気先行指標を見る。
4-6月期の経済成長率や7-9月期の成長率を発表しても関心はない。過去だから。
10-12月期の展望と来年の展望が重要だ。不確実性はあるが、株価は未来を反映して動くものだ」
-外国から長期性の資金が入り、上昇基調が数年間続くという分析もある。
「外国人の投資資金は長・短期に分けることはできない。資金自体は数年を置いて投資しても、
韓国にだけ投資するファンドはない。韓国が良ければたくさん入れ、良くなければまた抜く。短期の視点で入れても、良いと思えば抜かないという形だ」
-10年周期説などが出ている。2003年のように3、4年間続く大きなラリーが始まるという見方だが。
「株価をそれほど長期的に予想することはできない。急速に上がれば急速に下がったり、
どんな変数が飛び出してくるかも分からない。大きな枠で景気が上昇に転じたため、そのように単純化して説明しているようだ」
-個人投資家が注意して見るべき指標は。
「個人投資家がその指標をすべて見ることはできない。
消費者物価指数(CPI)・購買管理者指数(PMI)などの指標が一日にも数百件ずつ出てくる。私もすべて追いつけない。
本人の投資原則を守ればいい。はっきりとしているのは、未来を見て投資しなければいけないということだ。
過ぎ去った情報は誰もが知り、すでに株価に反映されている」(中央SUNDAY第345号)
URLリンク(japanese.joins.com)