13/10/19 23:10:46.23
>>1の続き
さらに韓国が深く考えるべきことは、アジア安全保障戦略の面で「日本を矢面に立たせる」意図をあらわにした米国と、
今度どのように調整していくかということだ。数日前、釜山港を出た米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントンは、
進路を変更して韓中の境界になっている西海(黄海)に入り、そこで韓国の記者を同乗させた。
この行動は、米国が北東アジアのどこに安全保障の「マジノ線」を引いているかを象徴的に示しているとみるべきだ。
韓国は、日中どちらか一方に傾かないよう留意しなければならない。両国どちらも遠ざけてはならない。
そして、その中で米国と歩調を合わせることも重要だ。それが韓国の安全保障の難しい課題だ。
こうした課題を敗北主義の産物だという声もあるかもしれない。
しかし現在、自国を独力で守れない韓国にとっては、それが最上の現実主義だ。
「植民地時代の歴史が繰り返されかねない」という悪夢に、これ以上韓国が悩まされる理由はない。
今は19世紀ではないし、現在の韓国はかつての朝鮮でもない。今こそ被害意識や敗北主義から抜け出し、
周辺国と関係を構築する上で韓国が能動的、主導的、かつ中継的な役割を模索する必要がある。
朴大統領にとっても、周辺国、とりわけ日本との関係を韓国国内の「人気取り」の手段や国内政治の延長にしないという成熟度、
さらには大胆さを示すチャンスでもある。
金大中(キム・デジュン)顧問