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「××（隠語）、何じろじろ見てんだ。あっちに行け、××」
今月1日午後、慶尚北道のある中学校の3年生の女子生徒（14）が職員室で乱暴を働いた。
女子生徒は職員室にいた教師たちに悪口を浴びせ、暴行に及んだのだ。
この女子生徒はほかのクラスの生徒たちの衣服を「借りる」と言って持ち去ったまま返さず、
またこの日午前には無断で学校を抜け出し、呼び戻された状態だった。
女子生徒は3年生の学年主任の教諭から「経緯について書くように」と指示されたが、
これを拒否した上、顔面に唾を吐き、太ももやすねを蹴った。
学年主任の教諭は全治2週間のけがを負い、病院で治療を受けている。
この教諭は「女子生徒は『教師は私の前で力が出せない』と友人たちに自慢している。
生徒が教師を見くびり、脅しているにもかかわらず、何ら対処できない現実が嘆かわしい」と話した。
学校で児童・生徒たちから暴言を浴びせられたり、暴行を受けたりする教員が急増している。
与党セヌリ党のキム・セヨン議員が13日、教育部（省に相当）から受け取った
「教権（学校や教師が外部から干渉されず、自主的に教育する権利）侵害の現況および事例」
と題する資料によると、過去5年間に児童・生徒から暴行を受けた教員は343人に達したという。
暴行を受けた教員の数は2009年には31人だったが、10年には45人、11年は59人、昨年は132人と、
毎年増加の一途をたどり、わずか4年で4倍以上に増えた。
昨年6月、京畿道高陽市一山の高校では、教諭から「たばこを吸っただろう。喫煙測定器で測ってみよう」
と言われた男子生徒が、この教諭を蹴って転倒させ、さらに蹴ったり、こぶしで殴打したりした上、
唾を吐いた。今年も1学期だけで76人の教員が児童・生徒から暴行を受けた。
実際、「教権を侵害された」と訴えた教員の10人中3人は、
児童・生徒による暴言や暴行に悩まされていることが分かった。
韓国最大の教員団体である韓国教員団体総連合会（韓国教総）が今年上半期に受理した
相談件数約240件のうち、保護者や児童・生徒による暴言、暴行などで教権を侵害されたケースは71件で最も多かった。
一方、教員から体罰や暴行を受けた児童・生徒の数は毎年減少傾向にある。
2010年には28件だったが、昨年は23件、今年1学期には3件へと減少した。
児童・生徒から暴行を受けた教員たちは、恥ずかしいという感情を持つと同時に、
現実的にどう対処すべきか分からず、困り果てているという。
ソウル市内のある高校の教諭は昨年9月、男子生徒から暴行を受けて失神し、
1年が過ぎた現在も入退院を繰り返して、精神科の治療を受けている。
この教諭は「紛争調停委員会がこれまで2回行われたが、その後これといった措置を講じられていない」と話した。
男子生徒からわいせつな行為をされた女性教諭も
「学校は『はっきりした証拠がない』といって懲戒処分を行っていない」と語った。
韓国教総のハ・ソクチン教権教科局長は「教師の権威が低下し、
児童・生徒の人権ばかりが強調される状況で、児童・生徒による暴行の件数が次第に増加している」と指摘した。
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