13/10/15 13:06:38.33
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▲韓国版「最後の晩餐」(提供=ソウル美術館)
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▲韓国版「罪のない者だけ石を投げよ」(提供=ソウル美術館)
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▲韓国版「十字架にかけられるイエス」(提供=ソウル美術館)
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▲韓国版「受胎告知」(提供=ソウル美術館)
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▲韓国版「イエスの誕生」（別ソース：聯合ニュース）
「‘最後の晩餐’を描いた画家は？」十人に九人は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と答えるだろう。その
言葉は間違いではないが正解ではない。‘最後の晩餐’を描いた芸術家は数えきれないほど、多
いからだ。
‘最後の晩餐’はイエスが十字架に釘打たれる前日、十二使徒とともに最後の食事をする姿を主
題にした作品だ。中国画家、曾梵志はイエスと弟子たちに共産党服を着せて最後の晩餐を発表し
たし、米国ポップアーティスト、ロン・バーンズは絵の中の人物を全部子犬に変えて描き神聖冒涜
論議に苦しめられた。女性群像と男性の上半身ヌードで構成された写真作家、ブリジット・ニーデ
ルマイルの‘最後の晩餐’は広告禁止処分を受けた。
このように全世界多くの芸術家が‘最後の晩餐’を発表したが本来、韓国版最後の晩餐を知って
いる人はそれほど多くない。韓国画家ウンボ・キム・キチャン(雲甫・金基昶、1914～2001)の‘イエ
スの生涯’シリーズで受胎告知から昇天まで合計30点の連作で構成されている。
来る17日(木)からソウル美術館で開かれる<イエスと耳が遠くなった羊>展ではウンボ、キム・キチ
ャンの‘イエスの生涯’連作を一般に公開する。イエスの生涯を伝統的な韓国画方式で描いた作
品で韓服を着た聖母マリア、道袍に冠をかぶったイエスが登場して目を引く。
美術評論家ソ・サンロク(安東（アンドン）大美術学科教授)は「ウンボの聖画の中のイエスは西洋
人ではなく韓国人であり背景も朝鮮朝の世相を思わせる。部分的にヨーロッパの図象を借用した
跡が見えるが、全般的に服装から背景まで全て土俗的であることを優先視している」と説明する。
ウンボが‘イエスの生涯’連作を描いたのは朝鮮戦争で家族と共に群山（クンサン）に避難してい
た1952年のことだった。日帝治下、朝鮮戦争など私たち民族の悲劇がイエスの苦難と似ていると
考えたウンボは‘韓国的聖画’を描き始めた。生前に彼は「苦痛な生活を画筆でなだめ、早くこの
土地で戦争が終わり、統一された平和がくるよう祈っていた」と記録した。
彼の芸術的成就は高い評価を受けるが‘親日画家’というレッテルも相変らず追いすがる。ウンボ
が描いた挿絵‘あなたの呼んだことを受けようと’(1943)、‘銃後の兵士’(1944)等は日帝の軍国主
義を美化したという批判に苦しめられた。これに対しウンボは1993年「日帝末期、親日した事実が
あって歴史と民族の前に謝罪する」という立場を明らかにした。
イ・ヘウォン記者
ソース：ユニオンプレス(韓国語) [展示ブリーフィング]ウンボの韓国版‘最後の晩餐’
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