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酒どころで知られる東広島市で12日から恒例の「酒まつり」が始まりました。
東広島市の「酒まつり」は地元で作られる酒を通じて地域を盛り上げようというものでことしで24回目を迎えます。
JR西条駅前の酒蔵通りでは、杉の葉を大きな玉の形に束ねた
酒造りのシンボル・「酒林」を乗せたみこしが練り歩きまつりの開幕を告げました。
まつりの呼びものは有料で全国の日本酒の飲み比べができる「酒ひろば」で今年はこれまでで最も多い1007銘柄がそろえられました。
各地の蔵元から出品された日本酒が並ぶテントでは大勢の人が列を作り、目当ての酒の香りや口当たりを楽しんでいました。
また市役所の駐車場には、とり肉や野菜などを酒や塩、それにこしょうで味付けした「美酒鍋」と呼ばれる
地元料理を味わうコーナーが設けられ120あるテーブルでは酒を酌み交わしながら鍋を味わっていました。
広島市内から来た男性は「毎年欠かさず来ています。このまつりは、酒が気兼ねなく飲めるのでいいですね」と話していました。
また、ことしの「酒まつり」には広島の韓国総領事館が初めて参加し訪れた人に韓国の酒を振る舞って交流をはかりました。
韓国総領事館のブースは東広島市役所のそばに設けられました。
ブースの中にはマッコリや清酒など韓国で醸造された酒12種類が並べられ無料で飲み比べてもらいながら、それぞれの違いを説明していました。
また韓国の家庭料理の実演・販売するコーナーでは棒状の餅を甘辛く味付けたトッポギやお好み焼きに似たチヂミなどに人気が集まり
ブースの周辺は韓国の調味料や香ばしい香りが広がっていました。
メイン会場のステージではプサンの民俗芸術団が豊作を祈る宮中の様子を表現した舞や代表的な民謡が披露され、
チョゴリと呼ばれる伝統的な衣装を着た踊り手たちに拍手が送られていました。
駐広島韓国総領事館のシン・ヒョングン総領事は
「酒のまつりへの参加を契機に今後の交流や協力がいっそう活発になるよう期待します」と話していました。
東広島市の「酒まつり」は13日まで開かれています。
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