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▲南池の姿と位置が分かる唯一の写真。東京韓国研究院所蔵
色あせた写真と過去の新聞は世紀を越えて標石だけ残っている南池の姿と夏にはレンゲが満開
だったこの池を惜しんだ人々の精神が宿った逸話を伝える。
写真の中で南大門(ナムデムン)そばの城壁に沿って立ち並んだわらぶきの家は南大門市場の
前身の七牌市場で、左側の韓服姿の大人と子供の後ろの池が言葉だけ伝えられた南池だ。池の
ふちに生える草がまだ枯れておらず、人々の身なりから季節はまだ冷たい風が吹く前で、電車が
見られないことから1899年以前に取られた写真だ。
1896年の南池には白鳥がいた。その年の4月14日付と23日付'独立新聞'はこの池に住むこと
になった白鳥の理由を伝えた。'七牌朝市場に白鳥という大きな鳥をある人が売りにきたが、その
村の人が十両を与えて買い、南門の外池に置くと幽寂とした情緒が多くの鳥と異なった。この鳥が
池の水と魚が好きで飛んで行かずに昼夜遊んで一月ほどになった。'
私たちの先祖は自然と一緒に息をすることができた文明人だった。美談が報道されて10日後'以
前に日本人が川でハンティングする途中、白鳥を銃で撃とうとしたので、近所の巡検が腕をつか
んで撃たせないようにしたそうだ'という記事があり、自然合一の精神を守る公権力も生きていた。
しかし、高宗(コジョン)皇帝が日帝の強迫に勝てず譲位した1907年、南大門を守る左右の城壁
は道路複線化で崩れ、池も土砂で埋められて消えてしまった。南大門周囲に高層建築が森を成し、
広い道路に自動車の波が絶えない今日、魚を追って白鳥が遊泳する南池を見たいのはなぜであ
ろうか?
ホ・ドンヒョン慶煕(キョンヒ)大韓国現代史研究院長
ソース:朝鮮日報(韓国語) [ホ・ドンヒョンのモダンタイムズ][58]色あせた写真にだけ残った南大門そばの池、南池
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