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【坡州聯合ニュース】歴史学者の和田春樹・東京大学名誉教授が1日、
独島問題を解決するためには韓国側の主張を認めること以外に方法はないとの見解を示した。
和田教授は同日、京畿道・坡州出版都市で開かれた「第8回坡州ブックシティー国際出版フォーラム」に出席し、
「北東アジア地域の危機と克服のための方策」をテーマに基調講演を行い、自らの考えを述べた。
和田氏は日本とロシアの北方領土問題、日本と中国の尖閣諸島問題、韓国と日本の独島問題を挙げ、
北東アジアの最も大きな危機要素は領土問題だと主張。
ただ、相対的に考えると、領土問題こそ解決できる問題だと指摘し、その解決策として3大原則を提示した。
一つ目は関連条約、協定、宣言、共同声明の重視と活用だ。
二つ目は島の現在の状況で、島民の生活を最大限保障すべきだとしている。
三つ目に、島とその周辺海域、海底資源をめぐる関係国との利害の調和を挙げた。
和田氏はこの原則を土台に韓国と日本の独島問題の解決策を導き出した。
独島問題に関して、日本は韓国側の主張を認めること以外に答えはないとし、
韓国は韓日友好のための特別な配慮として鬱陵島と隠岐の島の中間地点に経済水域の境界を設定することを提案した。
また、独島問題の解決は尖閣諸島問題の解決にもつながると主張した。
和田氏は尖閣諸島をめぐり中国と日本の対立が深まっていることに懸念を示し、
「尖閣諸島問題で日本人と中国人が戦争をすることはないと明確に宣言すべきだ」と主張した。
さらに、冷戦後、北東アジア地域で各国が対立している原因について、
日本の50年にわたる戦争が同地域の人々に影響を及ぼしていると説明し注目を集めた。
「謝罪は和解のための最小限の前提だ」としながら、
この前提が整ってから被害者に対する補償や歴史教育問題に取り組むべきだと述べた。
和田氏は、著書「日露戦争 起源と開戦」で「坡州ブックアワード2013」の著作賞を受賞した。
URLリンク(japanese.yonhapnews.co.kr)
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