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旧日本軍による慰安婦強制動員の被害者である金福童(キム・ボクトン)さん(87)と韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会のメンバーたちが18日、
フランス・パリで、日本の過去の蛮行を糾弾し謝罪を要求する水曜集会を開く。このところ安倍晋三首相をはじめ日本政府は慰安婦強制動員の
事実を否定しており、欧州でも日本を批判する声が高まっている。
旧日本軍の慰安婦問題に取り組む欧州の代表的な活動家、オランダ人のマルガリータ・ハマーさん(72)は本紙のインタビューに対し
「これまで出会った慰安婦被害者は全員、日本軍によって強制的に連れていかれたと一人残らず証言している」と語った。
また「日本が過去の歴史を否定することに対し、オランダの被害者たちも大きな悲しみを覚えている。
正式な謝罪と法的補償を行わない日本に怒りを抑えられない」と訴えた。
オランダは日本が慰安婦を強制動員した事実を認めている。旧日本軍は1942年の太平洋戦争当時、オランダが植民支配していたインドネシアを攻撃し、
占領した。その後インドネシアに滞在していたオランダ人およそ9万人を強制収容所に収容したり虐殺したりし、一部の女性は軍の慰安婦として連れていかれた。
日本は当時、インドネシアのジャワ島でオランダ人女性を強制売春させた。1948年にはこれらの軍人たちを処罰するための戦犯軍事裁判が開かれ、
将校7人と軍務員4人に有罪判決が下った
1941年にインドネシアで生まれたハマーさんも、家族と共に強制収容所に連行された経験がある。94年に対日道義的債務基金(JES)に加入し、
慰安婦問題に取り組み始めたハマーさんは先月、オランダの慰安婦被害者8人の経験をつづった手記『Geknakte Bloem(折られた花)』を出版した。
ハマーさんは『強制的に連行された慰安婦の女性たちは、想像もできないような恐ろしい経験をさせられた』と語った。
さらに「当時、日本の軍医官は慰安婦たちの健康診断の際、処女かどうかを検査するといって強姦(ごうかん)するケースもあったと聞いた。
そのショックで被害者たちはずっと深刻な後遺症に悩まされて生きている」と説明した。元慰安婦のオランダ人女性たちも、
大半が過去を隠して生きているという。一部の女性は周囲から「貞操観念のない日本人の性のおもちゃ」などと心ない言葉を浴びせられた。
ハマーさんの手記集に登場する女性たちも皆、匿名で証言している。ハマーさんは「中には結婚して家庭を築いた女性もいるが、
過去の悪夢のような記憶が頻繁によみがえってきて、精神科の治療を受けるケースもある」と話した。
慰安婦を支援するための「オランダ事業実施委員会」の委員長を務めたハマーさんは、委員長職を退いた後も被害女性の
カウンセラーとして活動を続けている。ハマーさんは「最近、被害者をいっそう激怒させているのが日本政府の態度」と語った。
ハマーさんは「2007年にも安倍首相が、慰安婦の動員には強制性がなかったと主張して、後に謝罪したことがあった。
それにもかかわらず、再び同じことを繰り返している」と指摘した。オランダの慰安婦被害者たちも高齢になり、
次々とこの世を去っている。そのため過去の事実を証言する生存者は何人も残っていない。ハマーさんは、
日本政府が一日も早く謝罪と補償に乗り出すべきと訴えた。また、ハマーさんは日本政府の態度を変化させるために、
韓国など世界の慰安婦被害者団体とも協力していく構えだ。
ハマーさんは近く、手記集『折られた花』の日本語版も出版する予定だ。
ハマーさんは「日本の国民もかつて先祖が犯した蛮行について知るべきで、そこから教訓を得なければならない」と指摘した。
朝鮮日報日本語版 9月18日(水)9時5分配信 (朝鮮日報日本語版) 慰安婦:「健康診断の際、日本の軍医官が強姦する事例も」
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