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◆【新・悪韓論】東京より放射線量が多いソウル いつもの日本非難の鉄面皮
そもそもが「ディスカウント・ジャパン」(=国際社会で日本を貶める)運動の一環なのだが、
2020年夏季五輪の開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会に向けた、
韓国の工作は執拗だった。
そして、ウルトラCかDかとばかりに出してきたのが、「放射能がいっぱいで、危ない国・日本」の
キャンペーンだった。
それまでは“民間の運動”の形だったが、最後は韓国政府も「福島周辺8県からの水産物輸入禁止」
という緊急措置を発表することで、運動の隊列に加わった。
それでも「東京開催」に決まったことは“よし”として、韓国や中国から攻められると、
日本の関係者が防戦一方になるのはなぜか。
今回だって、絶好のカウンターパンチはいくらでも見舞えた。
例えば、大気中の放射性物質量は、東京よりソウルの方が2倍以上も多いのだ。
聯合ニュースは先月7日、駐日韓国大使館のホームページにあった文言として
「東京の放射線量は時間あたり0・034~0・052マイクロシーベルトで、
同日のソウル(0・108~0・154マイクロシーベルト)より低かった」と報じている。
それとの因果関係は分からないが「韓国人女性の甲状腺がん発症率は日本の14倍」
(中央日報12年11月2日)という事実がある。
「鬱陵島(ウルルンド)の南方海域に核廃棄物を大量に投棄したのはどこの国か」
「放射能がいっぱいで、危ない国とは韓国のことではないか。
18年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪を返上すべきではないのか」
日本の外務省当局者は、外国人記者向けブリーフの席で、
このぐらい言うべきだったのではないか(いや、これからでもいい)。
平昌五輪と放射能の関係では、さらに恐ろしいニュースがある。
「環境省の国立環境科学院は、11年と12年の冬に全国の住宅7885戸の室内で
ラドン濃度を測定したところ、1752戸(22・2%)で環境基準を上回るラドンが
検出されたと25日発表した。
韓国のラドン環境基準は、米国と同じく大気1立方メートルあたり148ベクレルだ。
ラドンの環境基準超過率は、花崗(かこう)岩地帯が比較的多い江原道(カンウォンド)が
42・0%(調査対象424戸のうち178戸)と最も高かった」(朝鮮日報13年1月25日)
ラドンは花崗岩の風化により生じる放射性物質であり、濃度によっては肺がんの原因になる。
平昌五輪の主会場は江原道だ。
こんな重大な問題を抱えながら、平気で「放射能がいっぱいで、危ない国・日本」と叫べる
鉄面皮の国があることを知っておくべきだ。
「ディスカウント・ジャパン」運動が、これで終わったのではないことにも留意が必要だ。
写真:東京よりも空気中の放射線量が高いソウル市内
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
■室谷克実(むろたに・かつみ)
1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。
時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、
外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。
主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、
「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。
ZAKZAK 2013年09月12日
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