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朴槿恵（パク・クンヘ）大統領は主要20カ国・地域（G20）首脳会合二日目の6日（現地時間）、
第2セッション（雇用創出と投資）の演説で「雇用創出のための包容的成長を遂げるには、
公正な競争システムに基づいた『創造経済』の具現など、新たな取り組みが必要だ」と述べた。
「包容的成長」とは雇用創出を伴う成長を意味する。「創造経済」と「公正な競争（原則に立脚した資本主義）」は
朴大統領の主要経済公約でもある。この演説内容は同日採択されたG20首脳宣言にも反映された。
朴大統領は「創造経済とは創造的な想像力とアイデアを、文化や情報通信技術（ICT）などの新技術と結び付け、
産業と産業、文化と産業を融合させて高付加価値の新たな市場・産業・雇用を創出するもの」と定義付けた。
そして「原則に立脚した市場経済」を提示、「企業の市場支配力乱用や不公正な取引慣行、関連会社への
雇用集中などが中小・ベンチャー企業の成長を妨げ、雇用創出を阻害していないかどうか検討が必要だ」と述べた。
朴大統領は創造経済の例として、歌手PSY（サイ）の世界的ヒット曲「江南スタイル」を挙げ「『江南スタイル』は
動画共有サイト『ユーチューブ』という新しいメディアと結び付き、全世界の人が楽しんだことにより新たな
付加価値を創出した。創造経済とは、小さな川から竜が出るのを阻んでいた制度を取り払い、
各経済主体が創造性を最大限に発揮できる環境を作るための戦略だ」と述べた。
そして最後に「創業・ベンチャー企業の役割に注目する必要がある。（G20で）これらが健全に成長できるよう
金融市場への接近性向上、知的財産権の保護、R＆D（研究・開発）活性化など、
多角的な議論が進められるよう期待する」と締めくくった。
朝鮮日報日本語版 9月7日(土)10時9分配信
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