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▲中国人観光客が5日ソウルのあるデパート免税店でショッピングを楽しんでいる。
日本の観光客が主に訪れる明洞（ミョンドン）の街や免税店など主要観光地でこの頃、日本語が
まったく聞かれない。中国語ばかりが騒しい。一時、日本の観光客が80%を占めた街路樹の道も
やはり今年始めから中国人に席を渡した。街路樹の道では外国観光客の案内を助ける赤い帽子
をかぶった'動く観光案内所'職員の10人中8人が中国語で対応するほどだ。
去年8月、独島（ドクト、日本名：竹島）領有権紛争を始め、年末から始まった安倍政権の円安政
策まで我が国を訪れる日本観光客減少がなかなか回復しない。直撃弾を受けた日本専門インバ
ウンド(外国人観光客誘致)旅行会社は廃業が続出し、航空会社は日本行き減便まで行っている。
アシアナ航空は10月初めから仁川（インチョン）～仙台路線を週7回運航から週4回に、仁川～
静岡路線は週7回から週5回に減らすと明らかにした。アシアナ航空関係者は「需要減少に対応
して供給を調節する措置。円安の現状の余波が最も大きい。北朝鮮リスクと韓日関係悪化などの
要因も作用したようだ」と説明した。アシアナの場合、7～8月の日本路線搭乗客は昨年同期より
7.2%減少し、この期間に日本から韓国に来た乗客は32万2,000人で1年前より16.8%も減った。
大韓航空はすでに仁川～長崎路線を今年3月31日から、仁川～函館は去年11月1日から運航
中断に入った状況。また、仁川～大阪路線の場合、最近の需要減少を反映し、一部運航便を中
型機(B777-200・261席)から小型機(B737・138席)に変更して運営中であり10月末からは仁川～
岡山路線を週7回から週4回に縮小する。大韓航空の7～8月日本路線搭乗客は去年より7.0%
減少した。
インバウンド旅行会社の場合、打撃は深刻だ。昨年上半期までは訪韓日本人観光客は増加傾向
を見せたが8月以後、下落傾向に切り替わり10月からは30%以上減少している。韓国旅行業協
会によれば去る5月基準で訪韓日本観光客は前年より46.5%も減った。実際、従事員30人以上の
会社11社中5社、10～30人の会社14社中7社、10人未満の会社7社全て、整理解雇や給与
削減、無給休暇を実施中で日本営業所を閉鎖した企業も続出している。
流通業社も日本人観光客減少で泣き顔だ。ロッテ免税店の場合、去る8月末まで日本観光客は
前年比160万人から130万人に、売り上げやはり30%近く減った。ロッテホテル・ソウルもやはり昨
年9月以後、日本人宿泊客は30%以上の減少傾向を見せている。ロッテデパートでも外国人売り
上げ比は昨年8.3%、今年7月基準11.5%に増加しているが日本人の場合、1.6%から1.0%に減少し
た。
旅行業協会チェ・チャンウ部長は「政治問題は何カ月か過ぎればまた回復するが、円安現象まで
かみ合わさって日本観光客減少が1年間続いており、門を閉める旅行会社が増え、ガイドの転職
も増加している」と話した。
チョ・ヨンホ記者
ソース：韓国日報(韓国語) 日本観光客帰ってくる兆しが見えない
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