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▲キム・テフン・Booksチーム長
今週出版された季刊文芸紙秋号で「進撃の民主化」というタイトルの詩人が書いた文を発見しまし
た。「進撃の」風があちこち吹いて韓国語と文字の上手が集まる文芸紙にもついにこういう表現が
登場しました。最近になって「進撃の」が修飾語の「万能キー」のように使われます。
体格の良い男性は「進撃の筋肉男」、一般のりまきより大きなのりまきは「進撃ののりまき」、高さ
30センチの超大型ハンバーガーは「進撃のハンバーガー」です。大型イカは「進撃のイカ」、キャン
プ場利用人口が増えると「進撃のキャンプ」、去年の夏、韓半島を熱した蒸し暑さは「進撃の亜熱
帯」です。
「進撃の」流行は最近、国内で旋風的な人気を呼んでいる日本漫画・アニメ'進撃の巨人'から始ま
りました。誤った表現です。日文学者のユン・サンイン、ソウル大アジア言語文明学部教授に訊ね
たところ「'進撃する巨人'または'巨人の進撃'が正しい翻訳」といいました。私たちの小説では'進撃'
をどのように使ってきたでしょうか。
ホン・ソンウォン(1937~2008)の長編'南と北'(1977)には'敵のとてもはやい進撃で後退する機会を
失った'という文章が出てきます。'敵の進撃'を'進撃の敵'に変えたら作家は何というでしょうか。意
味も曖昧になります。先に例にあげた'進撃の民主化'は恐らく'民主化が進撃する'という意味だと
思われますが、'進撃を民主化する'というおかしな意味の文章になってしまいます。
私たちはなぜこういう日本式表現を格別な抵抗なしに受け入れるのでしょうか。日本語は韓国語
と同じ語族に属し多くの漢字語を共有します。このため日本語を翻訳する時、注意しなければ場
合によっては日本式表現法までそのまま移す危険があります。
日本文化を排斥しようと言っているのではありません。しかし、日本のマンガのせいで韓国語がこ
んなにまで日本式表現に振り回されて良いのでしょうか。何より'言語専門家'の文人や翻訳者らが
翻訳にともなう言語汚染を防ぐ番人になるどころか、日本式口調の流布に先頭に立って同調する
ようで苦々しいです。
マンガ'進撃の巨人'は食人巨人の侵入を防ぐため積んだ塀を巨人らが壊して侵入し、人間を攻撃
する場面から始まります。崩れた塀の中にあるものが韓国語であることもあります。
ソース:朝鮮日報(韓国語) [編集者レター]'進撃の巨人'が押し倒したことは…
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