13/08/18 13:47:05.60
○韓国と先進国の株価の差 金融危機以来最大に
韓国企業の株価はここ数年間足踏み状態にあるが、先進国企業の株価は大幅に上昇した。
これを受け、韓国と先進国企業の「株価格差」は世界金融危機以来、最大の水準に拡大した。
金融投資業界によると、先進国の株価指数を示すMSCIワールド・インデックスからMSCI
韓国指数を引いた数値は先月末時点で963.5だった。2008年6月末以来、最大となる。
MSCI指数は、モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)の子会社、MSCI
バーラが算出・公表するグローバル株価指数。先進国や新興国、各地域や各国別、産業別や
業種別など様々な指数がある。
先進国と韓国の株価の差は2000年、2007年ごろ1000以上に拡大したが、2008年に
米国発の金融危機が起こって以降は縮小し、2009年2月末には24年ぶり低水準となる
459.3を記録した。
韓国株価は2011年上半期まで回復を続けたが、その後は足踏み状態となった。これに対し、
先進国の株価は2011年下半期から米国の大規模量的緩和など景気浮揚政策を追い風に
上昇を続けた。
今年に入り、MSCIワールド・インデックスが先月末まで12.7%上昇したのに対し、韓国指数は
中国の成長鈍化に対する懸念などで6.1%下落した。
こうした韓国株価の停滞は新興国指数と同様の流れにある。MSCIワールド・インデックスと
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスの指数格差も2007年6月末以来、最大に
広がった。
先進国が好調で新興国が低調という流れはしばらく続く可能性が高いと市場はみている。
米国経済が回復局面に入った上、ユーロ経済もプラス成長に転じた。長期不況にあえいだ
日本経済も安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の実施とともに、昨年10~12月期から
3四半期連続でプラス成長を記録するなど回復している。
新興国は中国をはじめとする新興4カ国(BRICs)の成長鈍化が顕著になっている中、今年
下半期から米国の量的緩和縮小が本格化し、厳しさを増す見通しだ。
ただ、韓国はほかの新興国より経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)がしっかりしており、
株価も新興国と差別化される可能性があると証券業界は期待している。
□ソース:聯合ニュース
URLリンク(japanese.yonhapnews.co.kr)