13/08/18 12:58:05.00
○南スーダンで歓迎される韓国軍PKO部隊
南スーダン独立から2周年となる7月9日。ジョングレイ州の州都ボルの様子は、60年前の韓国のようだった。
栄養失調でおなかだけが膨らんだ子どもたちは、水でおなかを一杯にしようと井戸端に集まっていた。どこに
行っても銃を持った兵士を見掛けた。牛の群を追う牧童もAK47小銃を持っていた。夜中に銃声が響いたが、
住民たちは驚かなかった。2度の内戦（1955－72、83－2005）で250万人以上が命を落とし、さらにその後も
部族間抗争、反乱軍のテロが続く南スーダンで、銃声は日常と化して既に久しい。
9日、ボルの自由広場では独立記念日の行事が開かれた。ボル市の全住民の30分の1に当たる1万人余りが
集まって、南スーダンの国歌「南スーダン万歳！」を歌い、「独立万歳」と叫んだ。
行事の途中、数千人の住民が突然広場の前方に集まった。テコンドーの道着を身に着けた韓国軍の将兵
35人が演壇の前でテコンドーの演技を行い、数十枚の木の板を割ると、住民らは声を上げ、子どもたちは
テコンドーの動きをまねた。「コリア万歳！」。南スーダン国民の間から歓呼の声が沸き上がった。
これらの将兵は、ジョングレイ州再建のため今年3月から4月にかけて派兵された、国連南スーダン共和国
ミッション（UNMISS）所属の韓国軍「ハンビッ（大いなる光）部隊」（282人）の隊員だ。ハンビッ部隊は工兵部隊が
中心で、1993年に「常緑樹部隊」をソマリアに派遣して以降、韓国にとって7回目となる国連平和維持活動（PKO）
として派兵された。ハンビッ部隊の最大の任務は、ボルと他の地域を結ぶ道路・補給路（総延長504キロ）を整え、
空港や滑走路を整備・補修することだ。
ハンビッ部隊はこの日、同州で活動する国連派兵国の中で唯一、南スーダン独立記念行事に招待された。
ボルは、故・李泰錫（イ・テソク）神父が献身した南スーダンのトンジ地域（ワラブ州）から184キロ離れた場所に
ある。ボルの住民は、故・李神父と同じように、ハンビッ部隊の隊員に懐いていた。国連の車両の中でも、
ハンビッ部隊の車にだけは手を振ってあいさつした。ボルのニアル・マジャク市長は「60年前に戦争で廃虚と
化した韓国が、世界10大経済大国に発展したという事実をよく知っている。韓国軍の支援で、南スーダンが
『アフリカの韓国』になることを望んでいる」と語った。
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☆写真・画像：
ハンビッ部隊の派兵状況・南スーダンの概況
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チョン・ヒョンソク記者
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重傷を負い、緊急搬送された患者に応急処置を施すハンビッ部隊の医療隊員
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道路の補修工事を行うハンビッ部隊（左）、ハンビッ部隊のテコンドーチームが生徒達に挨拶をしている様子（右）
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□ソース：朝鮮日報
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