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いろんな平和賞の中で最も有名なのはノーベル平和賞だが、小さな平和賞にもそれぞれの意味がある。
東大阪市立縄手(なわて)中学校で6日表彰式があった「わたしたちの街のノーベル平和賞」は生徒たちを大きく成長させた
▲同校の元教員らが平和学習の一環として企画した。
2年生95人がノーベル平和賞について学んだ後、大阪府内の18団体を候補に挙げ、5?6人のグループに分かれて取材した
▲日雇い労働者が多い地区に足を踏み入れた生徒たちは路上生活者の姿に驚きながら、貧しい家庭や親から虐待を受ける子供の居場所になっている施設を訪ね、
「すべての子供に自分は生まれてきてよかったんだと自信を持ってほしい」という館長の言葉に感動した
▲在日コリアンが多く住む街に行ったグループは、日本語の読み書きができず差別と貧困の中で生きてきた人々の苦労とたくましさを知る。
「まじめで親切な日本人の良さを大切にして」と優しい言葉をかけられ、「朝鮮に対してもっていた悪いイメージ」がガラリと変わった
▲「街の平和賞」に選んだのは、難民を支援するキリスト教会やアジアの本約50万冊を集めた図書館など6団体。
その一つ、在日コリアンの介護施設を取材した生徒の感想にこんな一節があった。「在日朝鮮人であろうと日本人であろうと、相手の気持ちを理解しようとする思いやりが幸せにつながる」
▲在日外国人をののしるヘイトスピーチが横行し、近隣国との対立をあおる言葉がネット上にあふれる昨今だが、
「街の平和賞」は、平和とは相手を理解することから始まるという当たり前で一番大切なことを教えてくれる。
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