13/08/15 21:07:06.13
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▲韓詩俊（ハン・シジュン）檀国（タングク）大歴史学科教授
1945年8月15日、我が民族は日帝の植民支配から脱した。これを8・15光復という。8月15日
に光復になったのは歴史的事実だ。ところがこれには問題がなくはない。大学生に訊ねても、教
師や一般人に訊ねても、光復が得られたと答えるケースはほとんどない。大部分の国民が光復
を与えられたと考えているのだ。
光復を与えられたと考えるのには理由がある。‘聨合国の勝利=日帝の崩壊=韓国の光復’という
図式で理解するためだろう。すなわち聨合国が日帝を崩壊させ、その結果、韓国が日帝の植民支
配から脱したと考えるのだ。また、我が民族の独自の力で日帝を崩壊させられなかったという考
え、そして聨合国が韓国の独立運動を認めなかった点も作用している。
我が民族単独の力で日帝を崩壊させられただろうか？それはほとんど不可能だった。当時、日帝
は小さな島国ではなかった。1910年、韓半島を占領した日帝は1931年に満州を占領した。そして
中国を侵略し続いてフィリピン、シンガポール、ベトナム、ビルマなど東南アジア一帯を掌握した強
大国だった。さらに進んで1941年には米国を侵略した。当時、米国は世界最強の大国だった。
独立活動家たちは私たちの力だけで日帝を崩壊させられるとは考えなかった。強い相手と戦う時
は戦略が必要だ。独立運動にも戦略があった。韓半島を占領した日帝はこれに満足せず、さらに
勢力膨張させ、そのため中国・米国などと戦争になると見通した。この予想から我が民族で構成さ
れた独立軍を養成し、日帝が中国・米国などと戦争を行う時、私たちも彼らと共に日帝と戦争を展
開して独立を勝ち取ることにしたのだ。
独立軍と光復軍を組織し、中国軍と共にインド、ビルマ戦線で英国軍と共に米国の戦略諜報部隊
のOSSとともに国内進入作戦を推進したことがその戦略だった。聨合国が日帝と戦ったのは韓国
を光復させるためではない点も念頭に置かなければならない。我が民族が日帝の侵略から国を
守るため日帝と戦ったように、聨合国も日帝の侵略を受けて自国を守るために戦ったのだ。
1931年、日帝は満州を侵略したが中国は日帝と戦わなかった。1937年、中国大陸を侵略し、その
時から自国領土を守るため日帝と戦った。米国も同じだ。1941年12月、日帝がハワイ真珠湾を先
制攻撃するとすぐにその時から日帝と戦争を始めた。韓国も聨合国もすべて自国を守るため日帝
と戦ったのだ。日帝が崩壊したのは侵略を受けた国々が共に戦っておさめた成果であった。
問題は聨合国が韓国の独立運動を認めなかった事だ。大韓民国臨時政府を承認しないのがそれ
だ。臨時政府を承認しないのは韓国が日帝と戦わなかったためではない。英国が植民地インドの
ために臨時政府を承認できなかったように自分たちの国益のためだった。数万人の青年を犠牲に
して得た代価、すなわち日帝と戦って得た戦利品を一人占めようとする利害関係もあった。
光復をどのように理解するかは簡単だ。聨合国が韓国の独立運動を認めなかったため、私たちも
認定できないなら、光復は与えられたものになる。しかし、聨合国は認めなかったが、我が民族は
日帝が侵略した時から崩壊する時まで、日帝と戦った歴史的事実を認めれば、光復は得たことに
なる。
韓国人が奪われた国を取り戻すため日帝と戦った独立運動は歴史的事実だ。天安（チョナン）に
建設された独立記念館がそれを物語っている。光復はただ与えられたのではない。日帝の支配
は受けないという韓国民族の自尊心、五千年近い歴史を維持し民族全体として滅びなかった歴史
的自負心、そして50年間余り、民族すべてが立ち上がって絶えず展開した独立運動の結果であった。
ソース：東亜日報(韓国語) [時論/ある視準]8・15光復（解放）、人がくれたのではない
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