13/08/15 00:35:24.18 D93LO3c9
皆さん、河野洋平さんをあんまり責めないでくださいな。
ワタシはいわゆるネトウヨですが、ちょっと可哀想な感じもしています。
河野官房長官(当時)が例の談話を発表したのが1993年のことです。
慰安婦の強制連行の有無について、学術的な決着が付き、
強制連行は無かったと断定的に言えるようになったのは、2000年頃のことです。
秦郁彦教授の済州島調査により強制連行説に疑問が投げかけられたのが1994年です。
その後、議論の終息までに数年間の時間を要しました。
それまではネトウヨの私を含め、多くの保守派の人々も
「ホントはどうだったのだろう?」と半信半疑の状態だったのです。
1992年頃だと思いますが、保守派の代表的論客である渡部昇一氏も
「慰安婦強制連行があったのかも知れないが・・・」という主旨の発言を
していたと記憶しています。
河野洋平氏の談話は、事実関係の確認が不十分な状態で出されてしまい
結果として不適切であった、というのはその通りだと思います。
その場を取り繕うために見切り発車してしまったのでしょう。
しかし、現在、河野氏に向けられているのは、明らかに「後智恵批判」
であると思われます。
1993年当時は、加害者側証言(後に嘘と判明した吉田証言)と被害者側証言
(後に信憑性に疑問が持たれる慰安婦証言)が一致しており、
河野氏が、見切り発車的な強制連行発言をしたとしても無理もない状況で
あったといえなくもありません。