13/08/12 18:20:25.06
韓国ソウルにある安重根義士記念館はこの2カ月で来館者数のピークを迎えている。
「民族正気の殿堂」。記念館前の石碑に刻まれたこの言葉は、
記念館の歴史的背景と特殊な意義を来館者に伝えている。1909年10月26日、
安重根は中日甲午戦争(日清戦争)と朝鮮半島併呑の主要画策者で、日本の首相を4度務めた伊藤博文を中国・ハルビン駅で暗殺。
その後逮捕され、旅順監獄で死刑を執行されて、朝鮮半島の著名な抗日愛国英雄となった。
記念館に入ると数多くの写真、資料、マルチメディアが来館者に出生から大義のために死ぬまでの安重根の事績を伝えている。
中学生の李賢載さんは「これまでは教科書で学んだだけだったことが、記念館で生き生きと、詳しく正確に示されて、
歴史に対する認識がより全面的になり、深まっただけでなく、愛国主義精神も強まりました」と語った。
趙東成館長によると記念館は1970年に建設。2010年の逝去100周年に、政府の拠出と国民の寄付金で新館を建設した。
新館オープン以来、毎日約300人が来館。韓国人だけでなく、外国人観光客の姿も少なくない。
来館者ノートには、世界各国の来館者の署名と感想が書き残されている。
日本の東京から訪れたある来館者は「感謝」の字を残していた。
「安倍内閣が発足すると、日本人来館者はだいぶ減りました」。
記念館の李恵?記念事業部長によると、オープン以来、記念館には多くの日本人が来館していた。
こうした人々の多くは歴史と向き合うことのできる見識ある人々で、歴史を正しく、全面的に理解するために来館していた。
だが安倍政権発足後、日本は右傾化が加速し、見識ある人々の声は埋もれつつある。
韓国の大学生、金恵娜さんは「日本は歴史歪曲教科書によって自らの犯した罪を覆い隠そうとしています。
このため日本の多くの中高生は歴史を全面的に、正しく理解するすべがありません。
日本がドイツに学び、担うべき責任を担うこと、そして日本の青少年がより多く記念館を訪れることを希望します」と語った。
侵略された歴史はすでに過去のものとなったが、歴史問題は韓日の民族感情におけるしこりであり続けている。
安倍内閣発足後の歴史問題における日本の数々の歪曲によって、韓国では反日感情が強まっている。
趙氏は「歴史を正しく学ぶことのできない民族は歴史の不幸を繰り返すでしょう。
これは自国を害するのみならず、善良な隣国も傷つけます。
日本政府は隣国と世界の人々の感情を顧みずに軽はずみな行動をしてはなりません」と語った。
「日本国内には歴史を直視できる見識ある人々がまだ多くいます。こうした人々は自らの良心と理性によって、
日本を善良で友好的な国際社会の一員にするためにたゆまず努力してくれると信じています」。(編集NA)
URLリンク(j.people.com.cn)
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