【ハンギョレ新聞】姜尚中「リベラル批判の日韓は先進国と言えない。在日韓国人は日本の若者の不満のスケープゴートにされてる」[08/10]at NEWS4PLUS
【ハンギョレ新聞】姜尚中「リベラル批判の日韓は先進国と言えない。在日韓国人は日本の若者の不満のスケープゴートにされてる」[08/10] - 暇つぶし2ch5:帰って来た仕事コナカッタ元声優 φ ★
13/08/10 13:01:14.97
>>2の続き

-去る7月、韓国政界では姜教授の本<岸信介と朴正熙>に出てくる‘鬼胎’という表現を巡り激しい論議があった。 こういう事実を知っているか?

"鬼胎という用語は、韓国と日本で少し違った意味で使われる。 日本より韓国では更に良くない表現として通じるようだ。
鬼胎という用語を初めて使った人は日本の有名な作家、司馬遼太郎であった。 彼は自身の本<この国のかたち>で
1905年日本が大韓帝国の国権を奪った時点から(戦争が終わった) 1945年8月15日までを‘日本の歴史の鬼胎’と表現した。 彼にとってこの時期は、
明治時代初期の相対的に健全な民族主義が軍国主義によって歪曲された時代であった。 私はそこからインスピレーションを得て鬼胎という表現を使った。
日本は1905年露日戦争で勝って満州に進出したが、それなら満州国という存在は鬼胎の所産だという意味だった。"

-ホン議員は鬼胎という表現を使って、それぞれ岸信介と朴元大統領の外孫、長女である安倍総理と朴槿恵大統領が歴史の真実を否定して、
さらには歴史の時計の針を後退させているなどの類似性を指摘した。 (ホン議員の主張のように)韓国・日本両国で‘維新共和国復活’、‘軍国主義の復活’等の憂慮が出てきている。

"岸信介の外孫と、朴正熙元大統領の娘が同じ時期に両国で最高権力者になったという事実は偶然かもしれないが、何らか歴史の因縁のようだという感じもする。
また、日本では戦争以前と以後に対してノスタルジア(郷愁)と反省という流れが同時に現れているが、その過程で岸信介のようなA級戦犯が再び高く評価されることがある。
こういう現象は韓国でもほとんど同じように伺える。"

-実際、韓国では朴正熙元大統領に対する再評価作業が活発になされている。
あちこちで‘朴正熙記念図書館’と彼の銅像、さらには彼の夫人である陸英修(ユク・ヨンス)氏の生家も復元している。 こういう現象をどのように見るか?

"逆に考えればそのような現象は民主化、民主主義に対する韓国国民の期待値が過度に高く、それにともなう失望も大きかったという意味だ。
民主化に対する熱望は、単純に民主主義の実現だけを望んだわけではなく、その中で階層間の格差を解消して人生の豊かさを享受できる社会を望んだことなのに、
現実はそれとは反対だった。 失業率が高まり非正規職が増えた。 所得水準が下がり結婚できない若者も増えた。 前で話した植民地遺産、
また開発独裁の遺産に対する再評価がなされる理由もそこにある。"

-民主化を引っ張ってきた勢力に対する不満が親日・独裁勢力に対する再評価につながっているならば、そのような不満もやはり健全ではないと言えるのではないか?

"1997年外国為替危機を体験して、またそれを克服する過程で、多くの韓国の若者たちは‘敗戦’に近い感覚を集団的に経験したようだ。
世界化を経験した各国の若者たちから共通して現れている反抗と逸脱がまさにそれだが、例えば第1次世界大戦以後ヨーロッパを席巻した
‘アプレゲール’と歴史的に類似点がある。 当時ドイツではこのような雰囲気の中で登場したヒットラー世代と全体主義的傾向がかみ合わさってナチズムを産んだ。
今の韓国と日本の若者たちは、一つの政治勢力を形成することはできないけれど、あちこちに犠牲の羊を探すなど、非常に攻撃的な指向を見せている。

韓国ではその矛先が民主化勢力に向かっているとすれば、日本ではリベラル(自由主義者)と呼ばれる勢力とメディア、在日韓国人などに刺さっている。
フランスでは極右派政治家ジャン マリー・ルペン(国民戦線前代表)が登場した時に似た指摘が出された。
私は良し悪しを別にして、このような韓国と日本は共に先進国だとは言えないと見る。"

アプレゲールとは、元々第1次世界大戦が終わった後にフランスの若い芸術家たちが伝統的な価値体系を否定し新しい芸術を創造した文芸思潮を指す言葉だった。
日本では太平洋戦争を基準とした戦後派、戦後世代などの意味で使っている。
アプレゲールの共通の特徴は、既成価値観の喪失、不安と虚無意識、極限状況を克服しようとする苦闘などに要約できる。


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