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▲ユン・チャンギュ東アジアセンター会長
入力時間:2013.08.0921:00:50修正時間:2013.08.0912:00:50
日本の政治学者、丸山真男(1914～1996)は戦後を代表する思想家だ。（中略：丸山の言論紹介）
晩年の丸山は日本人の幼稚で危険な考え方を天皇制のせいにしているが、安倍晋三総理や麻
生太郎副総理兼財務省のような人たちの最近の妄言を見ながら1945年9月2日、ミズーリ号艦
上での日本降伏調印式の姿を思い出させざるをえない。
その日午前、東京湾に停泊したミズーリ号艦上で日本が降伏文書に調印する降伏調印式が挙行
された。この時、日本政府を代表して重光葵外相と梅津美治郎陸軍参謀総長が署名した。日本代
表の署名後、米国をはじめとする中国、英国、ソ連、オーストラリア、カナダ、フランス、オランダ、
ニュージーランドなど戦勝国代表の署名が続いた。不幸にもここに韓国代表はない。
フランスの場合、戦争序盤にドイツに降伏し戦勝国として大きく寄与しなかったにもかかわらず、ド
ゴールの自由フランス軍がフランス代表になって戦勝国の地位を勝ち取り参加した。韓国は愛国
者(尹奉吉義士)の義挙で重光外相の足を不自由にさせたが、その代表者は存在しない。
この降伏調印式を撮影したニュース・リールは米国政府の降伏調印式場面の歴史的公式記録だ。
歴史的なこのフィルムで尹奉吉（ユン・ボンギル）義士が紹介された。重光が戦艦ミズーリ号に上
がる瞬間の説明に耳を傾ければ、彼がそれから10余年前、中国上海で韓国の愛国者に爆弾を
受けて重傷を負ったという話が出ている。
韓国の愛国者、尹奉吉義士。当時、日本の植民地だった韓国は世界の人にとって知らない単語
だった。知らず知らずニュース・リールは韓国民族が日本人の植民統治に抵抗し独立のために戦っ
た事実を世界に広報した。今でもYouTubeで日本降伏場面は数十あり、確認は難しくない。
19才の年齢ですでに農村啓蒙運動に飛び込んだ尹奉吉義士。夜学堂を開設してハングル教育
など文盲退治と民族意識鼓吹に心血を注いだ。だが、啓蒙運動だけでは独立できない限界を認
識して中国に亡命の途に付く。そちらで白凡、金九（キム・グ）に会った義士は義烈闘争に賛同し
韓国人愛国団に加入、キム・グとともに虹口公園偉業を計画する。
1932年4月29日、上海虹口公園の義挙で白川隊長と海軍総司令官の野村中将、植田中将、こ
こに降伏調印式の日本外相駐中公使、重光葵、日本居留民団長、河端など侵略の元凶らをこら
しめてくれた。これは広く知られて中国の韓国人独立運動支援と臨時政府活性化後の独立運動
に大きな影響を及ぼした。
カイロ宣言とポツダム宣言で韓国の無条件独立という意志決定(蒋介石中国代表の積極的意志
表明)に多大な影響を与えたことは周知の事実だ。その後、ミズーリ艦上での韓国人愛国者と紹
介される尹奉吉義士、彼の年齢は25才だった。
今日、過去の歴史を忘却したまま妄言を日常的に行う日本の政治指導者らは降伏調印式を必ず
記憶しなければならないだろう。各国の代表らが署名するのに先立ち、どれほど多くの人々が血
を流して犠牲になったかを知っていれば謝罪はそれほど難しくないだろう。日本は今、明らかに誤っ
た道を行っている。
ソース：韓国日報(韓国語) [時論/8月10日]ユン・ボンギルと日本の降伏調印式
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