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【ソウル聯合ニュース】
朝鮮半島で観測される地震の回数が今年、大きく増えている。
約7カ月で65回と2010年通年より54.8%多く、昨年通年も上回った。
しかし、韓国の地震研究はいまだ低水準にとどまっている。
◇黄海で頻発
韓国気象庁によると、年初から8月4日までに朝鮮半島で観測された地震の回数は65回だった。
地震観測は1978年に始まった。年間の平均発生回数は1980年代に15.4回だったが、2000年代は44.9回と3倍近くに増えた。
この数年をみても、2010年が42回、2011年が52回、昨年が56回と増加。今年の発生回数は昨年の2倍以上になる可能性もある。
今年観測された65回の地震のうち、57回は海域で発生した。
中でも忠清南道・保寧と全羅北道・於青島、仁川・白ニョン島などの海域を中心に、黄海で46回観測された。
マグニチュード(M)2~3の中小規模の地震が多いが、4月21日に全羅南道・新安、5月18日に白ニョン島南側の海域で、
観測史上6番目に大きいM4.9の地震も発生した。
◇地震研究進まず
韓国がもはや地震の安全地帯ではないことが統計上裏付けられたが、研究環境は整っていない。
特に海底地震については原因究明がほぼ不可能な状況だ。
韓国の地震観測・研究は大きく気象庁と国立気象研究所に分かれる。このほか、気象庁の支援で民間でも研究が行われている。
気象庁では25人の地震管理官が地震観測・通報を担う。
今年は148億1700万ウォン(約13億円)の予算が観測装備の補強や資料収集網の運営に投じられた。
国立気象研究所は地震の原因や特性、地質分析技法などの研究分野を担当する。予算は毎年15億ウォン程度、研究者は4人。
専門家らはこうした予算と人員について、朝鮮半島の地質構造や地震原因の究明には程遠いと口をそろえる。
気象研究所の研究範囲は火山や地球物理など幅広く、地震研究だけに集中することができない。
特に最近、規模が小さいながら黄海で連続して地震が発生しているにもかかわらず、原因や海底構造の研究に着手できる状況ではない。
同研究所関係者も「多様な地震研究のためには、長期的な観点で投資する必要がある」と話している。
ソース 聯合ニュース 2013/08/05 09:39 KST
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