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韓国経済の厳しい状況がまた一つ浮き彫りとなった。
英金融大手HSBCが1日発表した7月の景況感を示す製造業購買担当者景気指数(PMI)は、6月から2・2ポイント悪化し、47・2と、昨年9月以来10カ月ぶりの低水準だった。
指数の悪化は3カ月連続で、6月に続いて景気判断の分かれ目である50を下回った。
PMIは景気の先行きを示す指数で、企業に受注や生産の状況をアンケートして算出する。
50を上回ると受注や生産の拡大傾向による景況感の改善を、下回ると縮小傾向による景況感悪化を意味し、国内総生産(GDP)との相関関係も強い重要指標だ。
HSBCはリポートで、韓国の製造業は、国内経済の減速と為替の条件悪化により、生産や雇用が低水準となっていると指摘。
さらに中国や米国の需要減に加え、日本が円高修正によって価格競争力を回復していることも、製造業が受注を失っている要因だとする企業側の回答もあったという。
8月以降についても、見通しは厳しい。
HSBCのエコノミストは「新規受注の急速な縮小は、電気機器など韓国製品に対する需要の弱さを反映したもので、韓国経済の第3四半期(7~9月期)の成長に下押し圧力となる」とコメント。
2013年のGDP成長率見通しを2・4%に据え置いた。韓国銀行(中央銀行)が7月、4月時点の見通しである2・6%から2・8%に上方修正したのとは対照的だ。
HSBCの発表では、韓国の最大の貿易相手国である中国も7月の製造業PMI(確報値)が47・7と3カ月連続で50を下回っている。
韓国は輸出関連の製造業への依存度が高いだけに、製造業の悪化は経済全体の落ち込みに波及しかねない。
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