【統一日報】安田浩一「在特会らはネットのデマを信じ『在日特権を有す在日韓国・朝鮮人が日本を支配』と思い込む」[07/21]at NEWS4PLUS
【統一日報】安田浩一「在特会らはネットのデマを信じ『在日特権を有す在日韓国・朝鮮人が日本を支配』と思い込む」[07/21] - 暇つぶし2ch1:帰って来た仕事コナカッタ元声優 φ ★
13/07/21 23:49:22.15
【連載】差別と憎悪のヘイトスピーチ(3)―安田 浩一(ジャーナリスト) ヘイトスピーチではなく「抵抗の言葉」

在特会会員などのデモ参加者を取材すると、あまりにあっけらかんとした差別観に驚かされる。
聞くに堪えないヘイトスピーチを大声でわめき散らしながら、彼ら彼女らには「差別する側」にあるという自覚がまるでない。

「差別? 冗談じゃない。奪われたものを取り返したいと思っているだけですよ」

そう私に詰め寄ったのは30代の青年だ。排外主義的な主張を否定する私に対し、彼は一気にまくし立てた。

「日本人は年間3万人が貧困を理由に自殺している。そうした状況で、在日ばかりが優遇されてもよいのか。
だいたい在日が自殺したなんて話は聞いたことがない。この国では日本人だけが苦しんでいるんですよ」

憤りの根底にあるのは、あくまでもとして日本に生きているという認識である。
彼は社会福祉が「在日に奪われた」「タダ乗りされている」のだと思い込んでいる。この「奪われた感」は多くのデモ参加者に共通するものだ。

デモ参加者によって配布されているビラが私の手元にある。
「日本人差別をなくそう」とタイトルが付けられたビラには、「在日特権」の事例として次のような文言が並べられていた。

・働かずに年間600万円貰って優雅な生活
・税金は納めません
・医療、水道、いろいろ無料
・住宅費5万円までは全額支給
・こんなに特権階級だから、帰化できるけどしません

書き写すだけでも徒労感に襲われる。馬鹿馬鹿しいにもほどがある。
しかし、デモ参加者らはネットの掲示板などで流通するこうしたデマを信じ込み、在日コリアンに対して激しい憎悪をかきたてる。

誤った思い込みを批判するだけならば容易だ。だがメディアも教育機関も、そして政府ですら
「在日や、それに同調する勢力に牛耳られた」と信じて疑わない彼らに届くような言葉を、私はまだ持っていない。

妄想とデマで理論武装したつもりになっている彼らは、さらに現実問題をむりやり「日本の危機」に結びつける。
デモ参加者の一人、まだ10代のアルバイト青年は次のように話した。

「これまでの日本人は優しすぎたんですよ。近隣国に遠慮ばかりして、主張すべき言葉を飲み込んできた。
その結果がどうですか、中国や韓国によって領土は脅かされ、日本に住んでいる在日までもがつけあがってきた。
いまや荒っぽい言葉を使ってでも、日本の危機を訴えなければならないのです」

彼にすれば、在特会やデモ隊こそが「民衆の側に立って戦う正義」なのだ。

いま自分が立っている場所は、あるべき日本ではないと考えれば、世の中のあらゆる理不尽を「敵」の責任として転嫁できる。
雇用不安も経済的苦境も福祉の後退も韓流ドラマやK―POPの隆盛も、すべては「敵」の陰謀なのだ。
「在日が日本を支配している」といった荒唐無稽な主張さえ、「奪われた者」たちにはもっともらしく耳に響く。支離滅裂だが明快ではないか。
在日コリアンを略奪者にたとえるシンプルな極論は、一定程度の説得力を与える。

在日という存在は、あらゆる矛盾を説明するために必要な、「ブラックボックスを紐解くカギ」なのである。
街頭で「不逞在日は出て行け」と訴えることも、「死ね、殺せ」と絶叫することも、ヘイトスピーチではなく「抵抗の言葉」だと信じている。

だからあえて断言すれば、新大久保などで繰り返されている差別デモは、思想や政治信条に裏打ちされたものではない。
デマと妄想によって培われた憤りと不満、不安を爆発させるためのカタルシス=発散浄化だ。
偽りの正義に酔い、都合の良い「敵」をあぶり出し、つるし上げる「祭り」である。

一方、こうした醜悪な運動に参加する者たちの多くは、一見、どこにでもいる普通の若者だったりもする。
誤解を恐れずに言えば、今の世の中ではけっして珍しくない「しんどそうな人々」ばかりだった。
国や民族にアイデンティファイする以外に、自己を主張できぬ人々である。
ひとりひとりと向き合って話せば、そのことはよくわかる。
こうした無知で無邪気なレイシストに、私たちはどう向き合っていけばよいのか。(続く)

URLリンク(news.onekoreanews.net)


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