13/07/18 14:53:17.25
ヘイトスピーチを規制できるか、憲法学者の間でも意見は分かれる。
言論の自由はできる限り広く認めようという立場からは、
他の民族やグループを憎悪する攻撃的言論であっても規制は許されないというが、私は違うと思う。
言論の自由が大切なのは、国家権力による政治的言論の抑圧をやめさせ、少数派の権利を守ることにある。
しかし、ヘイトスピーチは私人が私人を、多数者が少数者を攻撃している。
従来、リベラル派が表現の自由を主張し、保守派が公共の福祉による制限を主張してきたのに、それが逆転している。
国際人権の観点からみると、日本は1995年に人種差別撤廃条約を批准したが、
ヘイトスピーチを法律で禁じるよう求める条項は留保した。
欧州などでは多くの国が規制に乗り出しており、何を言っても自由というのは通用しなくなってきている。
人権論でいえば、ドイツで確立した基本権保護義務論が日本でも有力になっている。
国家が積極的に人権を保護すべきだとし、ストーカー規制法やDV防止法などはこの考えに基づいている。
近年の国際的な流れや東京・新大久保などでの在日コリアン排斥デモをみると、
規制立法が必要な時期にきていると考える。(談)
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■人物略歴
◇となみ・こうじ
1947年東京都生まれ。専攻は憲法学で人権論、違憲審査制を中心に研究。
ドイツ憲法判例研究会前代表。編著に「ヨーロッパ人権裁判所の判例」「やさしい憲法入門」など。
URLリンク(mainichi.jp)
【ガジェ通】憲法学者の戸波江二・早大教授「在日韓国・朝鮮人への嫌韓デモ、今は法規制出来ないがヘイトスピーチ規制法は必要」[05/31]
スレリンク(news4plus板)
【毎日新聞】民主党・有田芳生議員「在日韓国・朝鮮人への嫌韓デモは戦後最も異常。法規制を」[07/10]
スレリンク(news4plus板)