13/07/18 11:11:29.46
「溶けにくいソフトクリーム」などで知られる日本海藻食品研究所(本江町)が来春、
韓国・莞島(ワンド)で初開催される国際海藻博覧会に出展することになった。
韓国の主催者側から招待を受けた同研究所は海藻入りの溶けにくいソフトクリームと海藻で作った麺を、
来場者が製造を体験できるコーナーで紹介する。韓国一の海藻の産地で金沢発の技術を売り込む。
博覧会は韓国南部の莞島郡が初めて企画し、来年4月11日から5月11日まで開かれる。
海藻を使った健康食品、医薬品、化粧品の製造業者など、
韓国国内を中心に日本や中国、インドネシアなど約20カ国、約60社が出展する予定で、
県内企業は日本海藻食品研究所のみ。1カ月の会期で約70万人の来場を見込む。
同研究所に出展依頼があったのは今年2月ごろ。
おからペーストを使って開発した「溶けにくいソフトクリーム」の存在をインターネットで知った主催者側が同研究所に興味を持ち、
駐新潟韓国総領事館を通じて打診した。博覧会では、海藻麺と、海藻を混ぜた溶けにくいソフトクリームを、
来場者がその場で作り、食べられるようにする。
17日は主催者の莞島郡職員ら韓国人11人が事前準備で同研究所を訪れた。
白石良藏会長が、ペースト状にしたワカメを酢水に絞り出して固める海藻麺の製造工程を実演して見せ、
訪問団は「不思議だ」「面白い」などと見入った。18日は溶けにくいソフトクリームの作り方を説明する。
莞島郡の金鍾植(キムチョンシク)郡長は
「子どもが海藻に興味を持つために、最も人気を集めるブースになるだろう」と期待を寄せ、
白石会長は「韓国の人に金沢を知ってもらうきっかけにしたい」と話した。
URLリンク(www.hokkoku.co.jp)
白石会長(左)による海藻麺作りの実演に見入る金郡長(左から2人目)=本江町の日本海藻食品研究所
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