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中国メディア・中国新聞社は12日、中国当局の巡視船が南シナ海の西沙諸島において
ベトナム漁船に暴力を振るったとして、ベトナムの関連当局が中国側に抗議し、賠償を求めたとことを、台湾メディアの報道として伝えた。
記事は、ベトナム・クアンガイ省の漁船が7日に西沙諸島の海域で中国の「漁政306」船と遭遇したさい、
中国側から電気棍棒による威嚇を受けたうえで、付近の海域に引きずり出されてだ捕され、
2日後の9日になってようやく解放されたと台湾メディアが報じたことを紹介。
さらに事件後、ベトナムの現地政府が上級機関に報告するとともに、
中国に対して同海域の伝統的漁場で操業するベトナムの漁民への威嚇を停止するよう求めたとした。
台湾メディアはまた、中国は現在同海域においてベトナム漁船への巡視や駆逐を強化しており、
現地の漁師らがおびえて海に出られない状況であるとも伝えた。同海域でのトラブルを巡っては、
今年3月と5月にもベトナム外務省が中国に対して漁船への射撃や衝突による損害の賠償を要求したが、
中国側はベトナムの抗議を受け入れていない。
中華網などの中国メディアも12日、同様の記事を掲載あるいは転載した。
記事には、3月に中国当局がベトナム漁船を取り締まる様子を関連写真として付し、
「ベトナム当局は南沙ですでに十分な利益を得ているにもかかわらず、西沙での不法操業を奨励している。
わが国の正しい取り締まり行為を利用して、自身を『被害者』に仕立て上げているのだ」と説明した。(編集担当:今関忠馬)
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